ぼーっとしていると2人がやってきた
以前に住んでいた頃の施設は酷いものだった
俺は周りの奴らとつるむ気がなく素っ気なかった
だが奴らはそれが気に入らないらしく俺はいつもいじめの対象だった
職員に相談してもまともに取り合ってくれない。それどころか俺を除け者扱いした
結局家にいようが施設にいようが変わらない
むしろ施設の方が自由がきかない
やっと施設から帰ることができ、引っ越して環境が変わりやっとゆっくり出来ると思ったのに
また同じ思いをしなくちゃいけないの?
施設に連れていかれないよう必死に抵抗した
パニックを起こしている俺を落ち着かせようと背中をさすってくる
だが連れていかれるのではないかと恐怖で振り払う
ひどく怯えた表情で見つめてくる
こんなに嫌がっているのに無理やり連れていくわけにもいかない
しかしどうするか
本人の意見は尊重したいが危険すぎる
少し考え
相談室で2人きりになった
くだらない会話に表情が柔らかくなる
チャイムがなるまで雑談を続けた
自然と口角が上がる。久しぶりに笑った気がする
いつも中学生とは思えない落ち着き方とは反して笑う姿は子供の無邪気さを感じる
少しづつ心を開いてくれているのか、これが本来の姿なのだろう
コンコンコン
ドアを開け入ってきた
さっきまでの事を簡潔に話した
突然褒められ恥ずかしくなり目を逸らした
3人で教室に戻った
HRも終わり下校
家に着き玄関まで3人は来た
微笑みながらそう返した
3人は騒ぎ立て始めたのでドアを閉めた
笑えるようになった自分に自信がついてきた
自室に戻りベッドに寝転んだ
何をしていても親に怯えていたのが嘘のように気分が晴れている
夜もぐっすり眠れた
朝になればいつも通り荷物を準備して3人が来るであろう時間を見計らって家を出た
今はもう笑ってていいんだ
頼れる相手がいて危害を加える相手もいない
あっという間に学校も終わっていく
今が1番幸せかもしれない
ずっとこうならいいのにな
さーてそろそろ最終回かな?
今のところクロノアさんは絶好調な感じですが終わり方は胸くそ悪いので注意です
人物紹介で出ていたTって見返したら登場させてなかった
消しておきますね
続く













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。