第3話

no.3
725
2025/12/26 07:37 更新
しばらく3人の静かな時間が流れた

あなたは届いたウーパーのスイーツを

ゆっくり頬張りながら幸せそうな顔をしている
スタンリー
__なぁ
不意にスタンリーが口を開いた
スタンリー
あなた先生
あなた
はい?
不意に呼ばれたので少し声が裏返る
スタンリー
少し前から思ってたが
あなた
なに?
スタンリー
ゼノに似てるな
あなた
そうですか?
あなた
喜ばしい発言ですね
ゼノ
僕はあんなハムスターのように
スイーツを頬張っているかい?
ゼノ
スタン
スタンリー
いやそういうんじゃねぇ
笑みを浮かべていう
スタンリー
考え方とか、似てんなって
スタンリー
無駄を嫌がって、結果だけ見て、一直線で、自分の立場に無自覚なとこ、とかな
あなたは一瞬瞬きをして、ふっと笑った
あなた
なんですかそれ
あなた
褒めてます?
間を開けて
スタンリー
さぁな
スタンリー
でも、ほぼゼノと同じだ
スタンリー
いや、分野が違うだけで同類だな
ゼノは少し息を吐いた
ゼノ
まったく、君にそのような
評価をされるとはね
スタンリー
びっくりするくらい似てんだよ
スタンリーは控えめに笑いながら視線をあなたに移す
スタンリー
それともう一つ
あなた
まだあるのですか?
スタンリー
あぁ、比喩にも聞こえるかもしれねぇが
スタンリー
世界をひっくり返す可能性がある
ゼノ
大袈裟だね
あなたは肩をすくめた
あなた
研究者などの分野の方全員
誰でも内に秘めていますよ
あなた
そんなもの
スタンリー
へぇ
興味なさげだな
あなた
はい
興味ないので

あなた
医者は生命を紡ぐ切り札
あなた
肩書きを更新する暇などありませんし
あなた
更新したところで、という話です
あなた
医者はただひたすらに
生命を紡ぐのみです
ゼノ
おぉ、Dr is elegant(ドクター イズ エレガント)!

ゼノ
その考え方こそ、
似ているのではないかい?
ゼノ
なぁスタン
スタンリー
あぁ、よく似てんぜ
スタンリー
ゼノに

あなた
一つお聞きしても?
スタンリー
あぁ
あなた
スナイダーさんは私を危険人物と
判断しているのでしょうか?
あなた
観察、いえ、
試すような話し方だったので
スタンリー
いや、ゼノに似てた
スタンリー
ただ、それだけだ

あなた
...ゼノ先生が大好きなのですね
あなた
そのままイチャラブしててください
スタンリー
.....は、?
ゼノ
おぉ、スタン
ゼノ
彼女はただ拗ねているだけだよ
ゼノ
焦らされるのが嫌いだからね
スタンリー
おもしろいね
ゼノ
君もわかるかい?
休憩の終了間際

ゼノとスタンリーは昔話をしていた
ゼノ
それは昔の話だろう?
知ってるよ
スタンリー
あの時も危険すぎだ
ゼノ
覚えているさ
ゼノ
あの時は爆発寸前、君が僕を連れて遠くに逃げてくれたから助かったものの
ゼノ
あのまま動かなかったら僕たちは
木っ端微塵だったね
スタンリー
今でも鮮明に覚えてんぜ
あなたは研究をするフリをしながら

意外に彼ら2人の関係に興味を持っていた

長年の信頼がないと成立しない光景

あなた
あの
ゼノ
ん?なんだい?
スタンリーは無言で振り向く

その眼は鋭く冷たいものではなく

ゼノに向けるような同じような眼
あなた
2人は"良い関係"、ですよね
ゼノ
そうだね
スタンリー
長年の付き合いだかんね
あなたは肩をすくめて言う
あなた
後ろを気にしない、
背中を完全に任せられる
あなた
そんな人がいるのはなんとも合理的です

あなた
私も護衛をつけたいところですが
あなた
お二人のように信頼できる、且つスナイダーさんのように静かに研究を見守り、手助けもできる
あなた
そんな優秀な人材はいませんからね
ゼノ
スタンは僕の幼馴染だからね
ゼノ
これ以上優秀な人材はいないよ
あなた
まさにその通りです
スタンリーはすぐには答えなかった

ほんの数秒、何かを測るように

分析するように黙り込む
あなた
...スナイダーさん?
あなた
何かまずいことでも言いました?









スタンリー
2人分の護衛くらいなら、できんぜ
あなた
...私の護衛も引き受けてくれる、と?
ゼノ
おぉ、エレガント!
ゼノ
そんなことができるのかい?
スタンリー
あぁ、できるね

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