第6話

B1
39
2024/06/14 08:40
太宰
太宰
まるで家のような内装だね
フョードル
フョードル
頭の狂った少女…ですか
ザック
ザック
用心しといた方がいい気がする…
レイチェル
レイチェル
誰?
太宰
太宰
お〜、森さんが喜びそうな女の子だ
レイチェル
レイチェル
誰かって言ってるの
フョードル
フョードル
おやおや、そんな急かさないでください
レイチェル
レイチェル
早く答えて
太宰
太宰
私は太宰治だ
フョードル
フョードル
僕はフョードル・ドストエフスキー
レイチェル
レイチェル
そう
レイチェル
レイチェル
ザック……欲しい…な…
ザック
ザック
ア"ァ"?
レイチェル
レイチェル
ここの階に来た人は…
私の物にしてもいいんだよね…?
フョードル
フョードル
本当に頭のおかしそうな人です
太宰
太宰
私は…別に君と心中したいとは思わないなあ…私は別に少女に興味はないよ
フョードル
フョードル
僕の危険因子になり得るなら殺すのも手ですが…どうします?
太宰
太宰
私は別にどちらでも?
フョードル
フョードル
フォスターさん?一体なんの真似です?
ザック
ザック
何故か…俺は…コイツを殺させちゃいけない気がするんだ…!
フョードル
フョードル
貴方が僕達に敵わないことは明白なはずですが
ザック
ザック
それでも…!このまま見殺しにしちゃいけない気がすんだよ…!!
フョードル
フョードル
愚かですねぇ…
レイチェル
レイチェル
ザック…
         バァンッッッ(銃声)
レイチェル
レイチェル
ザック…これで私の物だね…何故か…何故か…私はザックが無性に欲しかった
ザック
ザック
ガッッッ!?!?
太宰
太宰
おやアイ君、死んでしまうとはなさけない!
フョードル
フョードル
本当にわけのわからない人ですね
レイチェル
レイチェル
ザック…笑わせてあげるね…
太宰
太宰
おや〜これはたしかに大分狂った少女だ
フョードル
フョードル
もういきましょうか
レイチェル
レイチェル
別に貴方達に興味はない…。ちなみに…
この階に出口はないよ
フョードル
フョードル
おや…?流石の僕でも予想できませんでした
太宰
太宰
だが…心当たりはあるんだろう?
フョードル
フョードル
当たり前じゃないですか
太宰
太宰
まあ私もだけれど
フョードル
フョードル
じゃあ、そのフォスターさんの亡骸と
仲良くしてください
太宰
太宰
じゃあB2に戻ろうか
フョードル
フョードル
そうですね







          B2へ……





太宰
太宰
あそこのステンドグラスだろう?
フョードル
フョードル
流石は私を見つけ出した頭脳なだけは
ありますね
太宰
太宰
まあね





          移動中…




太宰
太宰
ここ…か
フョードル
フョードル
割ってくださいよ
太宰
太宰
え〜やだよ…。手痛むし
フョードル
フョードル
鉄の扉を手でこじ開けた人が何を仰るんです?
太宰
太宰
しょうがないなあ〜一回だけだよ


         バリィンッッッ


太宰
太宰
うへぇ…もしかしてこの数の階段全部登るの?
フョードル
フョードル
そうですよ
太宰
太宰
骨が折れるなあ〜
フョードル
フョードル
貴方、普段から自殺試してるんですし
身体は丈夫でしょう?
太宰
太宰
そうだけどさ〜
太宰
太宰
まあいいや、早くここをでよう
フョードル
フョードル
恐らく、外にはあの二人がいますよ
太宰
太宰
あぁ…。



    次回!(?)
     フョードル、太宰、外へ出る


(3期の中也、太宰、十五歳のやつみたいなw
そんな感じのイメージ(????))

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