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第46話

第一回 ヘルエスの謎
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2025/08/01 07:00 更新
椛
…ねぇねぇ
アステラ
アステラ
どうしたの?椛

二人がゲームをしていた。そんな中椛はアステラに声をかける

椛
私、時々ヘルエスと一緒に寝るんだけど…
椛
ヘルエスって……寝てる時息してる??


























フォルズ
フォルズ
《……》
フォルズ
フォルズ
《いや、息はしてるよ。限りなく音が小さいだけ》
椛
さすがフォルズ!
アステラ
アステラ
でも…なんであんな音しないの?
アステラ
アステラ
そもそも主ってあらゆる音がほとんどしないよね
フォルズ
フォルズ
《ヘルエスがそうでありたいと思っているからそうしてるだけだろう》
アステラ
アステラ
なるほど!!!ありがとう!!
フォルズ
フォルズ
《……ボクは知ってるんだけどね》





















同時刻

ヘルエス
ヘルエス
……
睡蓮
睡蓮
ヘル、そろそろいい時間だから起きよう?

ヘルエスが睡蓮と一緒に寝たい!と言ったので30分くらい一緒にいたのだ


そのタイミングで睡蓮にかけてる制御も確認していた

ヘルエス
ヘルエス
……
睡蓮
睡蓮
ヘル…?
睡蓮
睡蓮
(仕事で疲れてる?でも、カナリアがちゃんとスケジュール管理はしてるだろうし)
睡蓮
睡蓮
そろそろ起きなよ
ヘルエス
ヘルエス
……

全然起きない…

睡蓮
睡蓮
ヘル…ヘル……?

ヘルエスの肩をトントン触れるが、全然起きない…


呼吸音が聞こえない

睡蓮
睡蓮
え……
睡蓮
睡蓮
(これ…息して……)

コンコンコン!


自室の部屋が叩かれ睡蓮は扉の方を見た

クレトカ
クレトカ
睡蓮お兄さん!書類渡しにきたよ!!!
睡蓮
睡蓮
クレトカ…ヘルが……
クレトカ
クレトカ
え?
ヘルエス
ヘルエス
あれ、クレトカ?もしかして…私のせいで睡蓮に用事いえなかった?

にっこり微笑みながらクレトカと睡蓮を見ていた

睡蓮
睡蓮
……
ヘルエス
ヘルエス
珍しい…めちゃめちゃ驚いてるじゃん
睡蓮
睡蓮
全然起きなかった…
ヘルエス
ヘルエス
それは〜、ごめん?
クレトカ
クレトカ
え?え?
ヘルエス
ヘルエス
もしかして…また変になってた?
クレトカ
クレトカ
変?
ヘルエス
ヘルエス
脈…ほとんどなかったでしょ。私、冷たくなかった?
ヘルエス
ヘルエス
あれが本来の私の温度というか…普段は能力で誤魔化してるだけ
ヘルエス
ヘルエス
寝てる間に自分にかけた能力が緩んだだけだから心配しないで〜
睡蓮
睡蓮
そ、そう…
ヘルエス
ヘルエス
お邪魔しました〜!
睡蓮
睡蓮
……
睡蓮
睡蓮
クレトカ、行こっか
クレトカ
クレトカ
うん!!




















ヘルエス
ヘルエス
って事なんだけど…私、息してない時ある?
カナリア
カナリア
息はしてるよ?でも…初めは正直びっくりしたかな
カナリア
カナリア
……フォルズくんが先に教えてくれたから
ヘルエス
ヘルエス
……なるほど?
カナリア
カナリア
脈も呼吸も体温も所作も…感じにくいかな……
ヘルエス
ヘルエス
そう…そっか……
カナリア
カナリア
今はわかりやすいけどね
ヘルエス
ヘルエス
睡蓮を驚かせてしまった……
ヘルエス
ヘルエス
はぁ...気をつけないと……






















ヘルエス
ヘルエス
誰にもバレないように…息を潜めて生きなきゃ行けなかった
ヘルエス
ヘルエス
私が私を消さないといけない…
ヘルエス
ヘルエス
消さなきゃ…家族が……みんなが悲しむ
ヘルエス
ヘルエス
私は…私は……

死んだと思えば殺される事もないから


刺されなくて済むから……


死んだと思えば…暗殺なんてされないから……


だから脈は小さく、体温も冷たい


私が私を守る為に…そうするしか無かった























ヘルエス
ヘルエス
フォルズ~、今夜一緒に寝よ♪
フォルズ
フォルズ
《もちろん…》
ヘルエス
ヘルエス
ふふ、嬉しいよ
ヘルエス
ヘルエス
君と寝る時は…本当に安心できるんだぁ……
ヘルエス
ヘルエス
…寝るのが楽しみになってきた
フォルズ
フォルズ
《良かった》
ヘルエス
ヘルエス
ふふ、それじゃあ夜に向けて頑張って仕事してくるよ
フォルズ
フォルズ
《何かあったら呼んでね》
ヘルエス
ヘルエス
もちろん…
ヘルエス
ヘルエス
それじゃあね

今日の一言


ヘルエスはほぼ音がしない

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