第26話

vol. 26
1,739
2019/07/05 11:11
昂秀side










10分ほど戦い続けて、やっと去っていった若者達。






やっと終わった…。








昂秀
昂秀
あなたっ、
飯島
飯島
ぁ…たかひでく、…っ、
昂秀
昂秀
大丈夫?何もされてない、?怪我は?ない??
飯島
飯島
っ、
昂秀
昂秀
わっ、
飯島
飯島
たか…ひでくんっ·····たかひでく…んっ、
昂秀
昂秀
…あなた、俺今汚れてる
飯島
飯島
そんなの関係ない…っ、!





これ以上あなたの心も体も、汚してはいけない。





そう思い、抱きしめてくる体を離そうとすると、
かえってギュッと抱きついてくる





昂秀
昂秀
·····あなた、?
飯島
飯島
…怖かった…っ、!
昂秀
昂秀
…っ、
飯島
飯島
助けてくれて…。ありがとう…っ、!







帰宅後。








昂秀
昂秀
…寝ちゃったな、








あの後、あなたはその場で大号泣し、
俺はそれを庇うようにして、ずっと抱きしめてた。







そのまま車に乗せて家に連れて帰り、
お姫様抱っこをして、ベットまで。











昂秀
昂秀
…ごめんね、怖い思いさせて…





あなたの目から零れ落ちる小さな雫を、
指で拭き取りキスをする。







昂秀
昂秀
傷どうしよ…





明日、メンバーになんて言われるかなぁ。
また心配かけちゃうかな。









…まぁ、そんなことはとりあえずいいか。






あなたがここに。俺の傍にいてくれるなら、
例え傷ついたってなんだっていい。







もっと、強くならないと。







これからあなたに怖い思いをさせないくらい、
強く、強く。






身も心も強い男にならないとな、






だって…俺は、






昂秀
昂秀
愛してるよ、






生きている限り、




一生守ってやりたいと思える人に





出逢えたから。







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