『大きなわんこ』
道
_________________________________________________
女子side
(女子)
ねぇ、道枝
(駿佑)
優ちゃん、どしたの?
(女子)
えっと、その、道枝が良ければだけど、、
(駿佑)
優ちゃんとなら良いよ?
耳と尻尾が見えてきたわんこにしか見えなくなった
コンコン
(和也)
優、ちょっと良いー?
(女子)
今、行く!ごめん、道枝、わっ、!?
後ろからグイッと腕を引っ張られ道枝の体にさっぱりと収まった
(女子)
道枝、?どうしたの?
(駿佑)
、、優ちゃん行かんといて、
(女子)
行かんとノックが止まらなくなるから
(駿佑)
優ちゃんは僕の、、
そう言う私は道枝の頬を両手包んで
(女子)
私は道枝のだから、行ってきてもいい?
(駿佑)
良いよ、すぐ帰ってきて
(女子)
ごめん、道枝、行ってくる
ガチャとドアを開けて廊下に出ると壁に寄りかかる弟の姿があった
(和也)
なぁ、中におるの誰?
(女子)
友達だけど、何?
(和也)
挨拶してもええ?どんな子か気になるし、、
(女子)
ダメ、警戒して和也の方見ないと思う
(和也)
優のこと取られるから?
(女子)
それは分からないけど、何?
顔を近づけてくる弟に後退りした
(和也)
だって、俺らと違う匂いがするんやもん
(女子)
気のせいやって!早よ降りて!
はいはいと言いながらパタパタと降りる弟を見送って部屋に入る
(駿佑)
優ちゃん、ギュッとチューしようや
(女子)
、、道枝、私ら友達やで?
(駿佑)
友達でもする時はするの!
地団駄を踏む道枝、なんか可愛い
(女子)
そうなん?ならハグだけね?
(駿佑)
えっ、ハグだけ、?
しょぼんとする道枝、表情がコロコロ変わって見てて飽きない
(女子)
道枝の家へお邪魔した時にするから
パァとキラキラさせる君は大きなわんこにしか見えない
これからも一緒にいたいと思うのは黙っておこう












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!