あと残ってるのは…赤色の人と青色の人か…
うわ…どっちもヤバそうだよ…
取り敢えず私は空いている方の赤色の人の列に並ぶ
人数が少ない間に並んだのですぐに順番が来るかと思ったが一人一人が長いのか意外と待たされた
そしていよいよ私の番が来る
赤色の人は私を見るやいなや私の手を取る
すると赤色の人は私の少し冷めた態度にイラついたのか私の頬を両手で掴む
こわひ〜←
赤色の人はそう言うと顔を近付けてくる
えガチでする気?
私は少し焦りながらも赤色の人の唇に人差し指を当てて動きを制止させ、目線はカメラに向ける
パシャ
うん、なんか何処ぞの少女漫画の表紙みたいなポーズになったけどなんとか回避出来た←
私はスタッフさんからチェキを受け取ってすぐに青色の人の列に向かった
青色の人なんか一番爽やかな笑顔してたけど一番怖いんだよな〜
特にファンの人が持ってたうちわの文字が←
なんだよ「臓器売る」って。闇社会とかでしか聞かないような言葉聞いてほんとにびびったよ←
私が怯えている間にも列は進み、遂に私の番が来てしまった
第一印象は一番いいのになー…
うわーん!;;;;遠回しに「臓器売れ」って言われてるー!;;;;←
青色の人は爽やかに笑うが目が笑ってない
コワイヨー;;;;ヒーン;;;;←
お姫様抱っこ…チェキのポーズってそういうのも許されるんだ…
青色の人は手を広げて待っているが私はされる気なんてさらさらない
私は青色の人を姫抱きする
パシャ
顔が真っ赤になっている青色の人なんて気にせずスタッフさんに合図をして撮ってもらう
そう言ってクスッと笑うと青色の人は顔を更に赤くさせる
青色の人は耳まで真っ赤になっていて加虐心が煽られる
まぁ別にだからって何かする訳じゃないんだけどね←
私はチェキを受け取って青色の人へ一言伝える
青色の人は相変わらず顔を赤くさせたまま私を睨む
なーんだ、意外と怖くないじゃん
私は鼻歌を歌いながら帰路についた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。