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第92話

76story
666
2024/07/02 17:40
______昔の夢を見た。
私の両手を誰かが優しい手付きで握っていて
私は幸せそうに笑っていて………
私の手を握っている貴方は…一体誰なの?
顔にモヤが掛かっていて何も分からない
でも…私は絶対にこの人を知っている
もしかして貴方は______
あなた
……おと、うさん……?
あなた
……あれ…ここは…
鏡原香蓮
ッ!起きた…!!
青葉海斗
ッあなた!!
あなた
KAITO…?レン…?
鏡原香蓮
あなた…変な夢でも見てた?
あなた
え……なんで、……あ…
目尻を擦った指が微かに濡れている。
もしかして…寝ながら泣いてたの…?
あなた
……大丈夫、
懐かしい夢を見てただけだから…
in生徒指導室
月音宮零
…さて、青柳
月音宮零
先程の件について、1から説明して頂きましょうか
青柳冬弥
……
冬弥side
あの時、俺が理科室の近くに居たのは偶然じゃない。
事が起きる数分前、俺はクラスの女子にこう言われた。
女子生徒
青柳くん!さっき職員室に呼ばれてたよー!
青柳冬弥
ん?そうだったか?
女子生徒
聞いてなかったのー?
早く行った方がいいよ〜!
その女子生徒は心無しかニヤニヤと笑いながら
俺をそう急かした。
青柳冬弥
…そうか、なら行ってこよう
席を立ち、職員室に向かう。
一階にある職員室に行く為に通る階段の隣には、
理科室がある。
そしてその理科室の前を通り過ぎようとした瞬間
椎名瑠美
キャーーー!!!
…という悲鳴が響く。
何事かと思い、理科室のドアを開け、
恐らく声の出処の理科準備室のドアを勢い良く開ける
青柳冬弥
一体何が……!?
そしてそこにあなたと腕から血を流す椎名が居た…
_____と、言う流れだ。
俺は例えあなたが本当に切っていようが切っていまいが関係無いし、もし切ったのだとすればそれだけ俺の事が好きだと言う事になる。
そう考えるだけで自然と口角が上がる。
そっちのほうが、俺にとって都合が良い。
月音宮零
……おい、何笑ってんだ
青柳冬弥
…いえ、少し…
月音宮零
…で、何がどうなってあんな状況になったんですか
普段からあまり怒らない、大人しいと評判だった
月音宮先生が、眉間にシワを寄せ、こちらを静かに睨んでいる。
この先生は、あなたの事になると何時も感情的になる。
…一体、どういう関係なんだ?
青柳冬弥
…あなたを安心させる為です
月音宮零
安心?
青柳冬弥
あなたは俺に纏わり付いていた女子生徒に嫉妬し、カッターで傷を付けてしまったらしく…
青柳冬弥
俺にはあなただけだと安心させる為にやりました。
月音宮零
……あなたさんは抵抗している様に見えたが?
青柳冬弥
それはきっと先生の見間違いですよ。
月音宮零
……だとしても、あれはやりすぎです
何より、学校でやる事じゃありません
青柳冬弥
……それはそうですね
青柳冬弥
以後、気を付けます。
月音宮零
…はい、そうしてください
月音宮零
……しかし、暫くの間は、あなたさんとの接近禁止を命じます
青柳冬弥
………は?
先程まで余裕そうだった冬弥の笑顔が一瞬にして崩れる
目を見開き、空いた口が一向に塞がらない。
月音宮零
当然でしょう。
少なくとも2週間は距離を取って頂きます。
席も此方で調整します
青柳冬弥
は、…!?2週間も…、!?
なんでっ、!
月音宮零
既に決定事項です。
本来なら、金輪際近付いて欲しく無いですが、2週間と考慮してあげているんです。
当然守れるでしょう?
青柳冬弥
っ、………………はい……ッ…
月音宮零
…では、話はこれで終わりです。
今日はもう早退して頂いても結構ですから
青柳冬弥
………
バン!と生徒指導室の扉が閉まり、その部屋には
冬弥が一人座り込んでいる。
青柳冬弥
……はは、ッ…ははは…
青柳冬弥
やっと……ようやく会えたのに…
接近禁止……?
青柳冬弥
ふは、ッはは………
冬弥はズボンのポケットに入ったスマホを取り出し、
ある男に電話を掛ける。
青柳冬弥
……もしもし、彰人
青柳冬弥
神代先輩の言ってた話…乗ろう。
青柳冬弥
…あぁ。じゃあ、神代先輩には俺から言っておく
青柳冬弥
…あぁ、……じゃあ、またな
ピ、と通話の切れる音が静かな生徒指導室に響く。
青柳冬弥
……約束は守りますよ。
青柳冬弥
”2週間”は、何もしないからな
作者
作者
冬弥くんのキャラ崩壊エグい……
作者
作者
なんでこいつらこんなバチバチやってんの(
作者
作者
それより先に言うべきことがあるんじゃないかって?
作者
作者
そうですね
マジでお久しぶりですみなさん
作者
作者
やっとレポートが終わってやっと書いてます
作者
作者
まぁまた次の期限のレポートやらないといけないんですけど(
作者
作者
次くらいで寧々ちゃんを出したい
作者
作者
冬弥くんはちょっと出過ぎ!!!(
作者
作者
推しだからってそうやって贔屓して!!!
作者
作者
でも楽しいんでokです!!!!(
作者
作者
バイハム〜

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