あなたの下の名前side
あなたの友達の名前と別れた後、
ぶらぶらと歩きながらも無事帰宅
ガチャッ、とリビングへ続くドアを開けると
ソファで寝転びながらスマホをいじってる兄がいた
まさかいるまくんも居るとは思わなかったし、、、
何それ先に言ってよおぉ、、、!?
もしかしたら距離縮まるの
もっと早かったかもしんないのにぃ、、、!!!
なんて1人心の中でグチグチ言っていると、、、
普通に友達欲しかったし
めっちゃ嬉しいかも、、、!!!
ですよね~~、、、
気まずいのか嬉しいのか
分かんない感じだ、、、
らん兄は、クラスを言いかけたものの
じっと考えるように口を閉ざしてしまった
そんな急に言われても
恥ずかしすぎて無理だって、、、
早口でそれだけ捲し立てると、
まるで嵐のように自室へ戻って行った。
一旦感情の整理をしようと
お風呂に入る
兄が入った時から少し時間が経ったからか
いつもよりも少しぬるいぐらいの温度
いつもなら追い炊きして
温かくするところだが、
今はこのままの温度が一番落ち着いた
何故だか分からないが、
何か感情が荒れることがあっても
大体、お風呂に入ったり、
部屋で1人でボーっとしていると
段々と落ち着いてくることがある
今日もその現象に助けられている
数分間湯舟に浸かり、
上がって頭、体を洗う
そろそろ散髪に行こう、と思いながら
シャワーを頭から被って泡を流す
お風呂を出てから、
直行で自室へ向かい、
ベッドに飛び込んでスマホを開く
LINEの友達欄には「いるま」の三文字
傍から見れば、
顔を真っ赤にして足をバタバタさせている私は
よっぽどの奇人なんだろうか、、、(
意を決してトーク画面を開く
> いるま
いやおかしいよね絶対、、、
なんて色々考えているうちに
私の脳は微睡の中へ落ちて行った











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。