第37話

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2024/05/04 01:00 更新





※暫くの間はあなたちゃんの過去編となります























三月某日……

段々と暖かさの増して行く頃……

あなた
ぁう……ぉぎゃあ…ぉぅぎゃ~!


狐色コンジキ あなた、生誕 ___


生まれた瞬間に、凄まじい呪力が漂った
“東京”で生まれた少女
呪術界では生まれた瞬間に腕の良い呪術師が呪力感知をし、狐操術の使い手が生まれたと大騒ぎになったらしい。



そう、世界の均等がまた・・変わったのだ。

五条家の六眼持ちに次いで____


それはもう狐色家も呪術界上層部は大騒ぎ

とはいえ、
呪力量などの強さで騒いだワケでは無かった
狐色家は少女の容姿で騒ぎが起きたのだ

何故って?
其れはかなり昔の話になる___


狐色家は江戸時代末期辺りから、狐酔コンスイと言う名の特級呪霊大型狐が封印された

狐色家には『狐操術コンソウジュツ』と呼ばれる
特級呪霊 狐酔を手懐けられる相伝の術式があったがその狐酔が封印されてしまったのだ

その日からは狐色家相伝の術式が無くなったのもほぼ同然で、狐色家は呪術に疎くなった

そして、現代と移動するに連れて、狐色家の人々は呪術の事を忘れ去っていく………

そんな中、狐色あなたが生まれた

その時、狐色家は呪術に関しては疎く、
『呪力量』や『術式』という単語や意味も分からなかった為、一般人とほぼ同然だった
まず呪霊すら見えていなかった狐色家は呪術の才能がある事などに気付く筈も無かった

お父さん
な、なんだ…この眼と髪は……
お母さん
こんな子…私の子じゃないわ!!


その時の少女は、瞳は綺麗な赤と青のオッドアイ、それにクリーム色の美しい髪だった

親はとても拒絶していた
親は自分達の子供を受け入れられなかったのだ
呪術界から見たら才能の塊なのに、
一般人から見たら気味の悪いただの赤子なのだ
捨てようとも考えていたらしい

だけど唯一、少女を受け入れてくれた人物が一人…

狐色 那莉愛
狐色 那莉愛
わ~!女の子?可愛い~!!


少女より六歳年上の姉…狐色コンジキ 那麗愛ダリア
少女の姉は今、小学一年生

純粋無垢な綺麗な瞳で子供の少女を見つめていた

その様子を見て、親達は何も言えなくなった

あなた
ぁう…?












それから時が経ち一年

少女は成長のスピードが異様に早かった
身長や体重などは平均と同じだが、
たったの一歳もうペラペラと喋る事が出来ていた
話す相手の思考もなんとなく分かるようだ

だからなのかは分からないが、
親達は更に少女の事を気味悪がった

矢張り少女が『特殊』なのかも知れない
現に小学二年生になった姉より頭の回転が早かった

近所の人や親には『み子』と謳われた

あなた
おかあ、さ……


少女は呼ぶと、
お母さんは彼女をギロリと睨み付けた

お母さん
……何


不機嫌そうに母はそう言葉を発する

ビクッと少女は怖気づいた

あなた
……ごめんなさい、何でもない…です


思わず少女は謝った
そして怖くなって
その場から逃げるようにトイレへ駆け込んだ

実際のところ、一歳の子供が「ごめんなさい」を言えるというのはかなり可笑しいのだ

狐色 那莉愛
狐色 那莉愛
ねぇお母さ~ん!


少女の姉が、母を呼ぶ声が聞こえた

私はこっそり
トイレの扉の隙間から様子を伺っていた

姉も同じように睨まれてしまうと思ったから
少女はこれから怒られるかもしれない姉を助けようと、様子を遠目から見守っていた

だがそんな事はなく………

お母さん
なぁに?那莉愛
あなた
え…?


優しく微笑んで、少女の母は姉にそう聞いていた

狐色 那莉愛
狐色 那莉愛
あのね~!〜〜〜〜〜
お母さん
〜〜〜?


その時、少女はこう思ったのだろう

『なんで私だけ嫌われないといけないの…?』

と。

少女は初めて、失望・・という感覚を覚えた___

思わず足から崩れ落ち、床に座り込んで、声を押し殺して涙をとめどなく流した。





ぱわふるCATふーど
もちろん過去編まだ続きますよ~?



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