第128話

120話
5,244
2018/11/17 11:54



🐰「え……」




🍴「あはは、びっくりでしょ?笑笑」




🐰「……うん」




🍴「あのさ、僕達とあなたが初めて会った日にさ、俺たち公園行ったの覚えてる?」




🐰「うん」



🍴「あの時さ、あなたが俺たちと遊んでた時に転んで怪我しちゃって泣いたの。」



🍴「あの時はぐく がちょうど3歳で俺が5歳の時。」



🍴「そんであなたちゃんも3歳でさ、」



🍴「足に傷できて泣いてたの」



🍴「それで俺はこの中で1番歳上だからちゃんとしなきゃって思っててとりあえず大丈夫か聞いた時にあなたね」





🍴「おっぱがいたから痛くない!我慢する!っていきなり笑顔見せてきてさ、あの時だったの」





🍴「僕が初めて人を好きになったの」





🍴「でもそれから ぐくがあなたのこと好きだってことに気づいてさ」















”兄は弟に遠慮しなくちゃ”って





それと同時に




”僕は自分の幸せよりも弟の幸せの方が嬉しいって、良いって”思えて






🍴「今は好きな人はいないけれど、まぁ僕の初恋の話でしたッ!笑笑」




🐰「ひょん………」




🍴「これ誰にも話したこと無かったんだよね〜笑笑」




🍴「だからさ、何があったか分からないけど」




🍴「僕の弟なんだから僕みたいにもっと自分に自信を持っていないと笑笑」




🍴「そうでしょ?ぐくは僕の自慢の弟だもの」




🐰「ひょん………」




🍴「だから僕はどんな結果になったとしても
ぐくが頑張ってる所、沢山見られたからいいんだ!笑笑」





🐰「……ありがとう」




🍴「もう!笑笑 またそんなに泣きそうになって〜笑笑」




🍴「頑張れよ、弟!」






そう言って ココアを僕に渡してきたあと 僕の方を見て にこっとしてきた ひょんの顔はいつもよりかっこよくて





誰よりも優しかった



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