第18話

クリエイトラベラーの行き先は羽の導き
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2024/05/14 13:41
ーロンドンー
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
ふむ…ここには、あまり才を発揮しておる者は見当たらないな
海外は広すぎる
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
他をあたるしかないのか
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
かれこれ、何千年、何万年もと歩き渡っておるが難しいものだ。才が逆であったり…才を途中から捨ててしまうやつもおったり…才のせいでなにかを壊しておったり…まったく、どいつもこいつも不甲斐ない

あの図書館の管理人ですらも才を棒に振りおって…なりたいものがないからと周りに流されて才を発揮せずに…ま、今は少しずつだが才を復活させておるが、あの様子じゃとまだまだ遠い世界じゃのう…

たーだ、この世界での主軸である鶯家などは素晴らしかったな

自分の世界感をぶらさずに作品を作り上げる映画監督、自分の好きを貫き通すマイクラ実況者、そして何より記憶が乏しい代わりに文を書き上げる才をもつ小説家、自分の周りが不幸になりつつも実力で上がったカフェのオーナー、動くものに敏感な1匹狼の才をもつ何でも屋、自らの手で白紙を色鮮やかにする才をもつイラストレーター、憧れを元に自分なりの世界に突き進む脚本家…あやつらには敵うヤツらなどおらんな
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
誰もが隠れた才を持っているが、それを発揮出来るやつと気づかずにそれを消滅させてる奴らがおるが…結局はきっかけ
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
この水晶が光り輝く時、そやつらは才を発揮しておる最中…この輝きが儂の寿命…ふふふ

神なんぞ、やってられるかと思っておったがこんなに光り輝いておるとやめたく無くなるのぉ…
しゅっ…



ー???ー
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
まったく…あの人間の姿は肩がこるな
あー!!!疲れた、さて…ここはここでバカ広いんだよな…おい、犬!どこにおる?はよ、出てこい!!!
主:ストレイ
主:ストレイ
……失礼な💢
なんですか?仕事の邪魔しに来たなら帰ってください。もしくは神としての役割を果たしてください
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
近くにおったか、お主
あやつらにしか才を渡しておらぬのか
主:ストレイ
主:ストレイ
私が渡してるわけじゃない
彼女らは自分で意志を持ち、自分で才を開花している。彼女らは自分たちで前に進んでる。

才を渡すのがあなたの仕事のはずだ
私はただ、見守って危ない時に助けるだけだ
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
そうか
主:ストレイ
主:ストレイ
クリエイトの神はどうしてこうも…💢
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
何度だって言え
お前より俺の方が上だ
主:ストレイ
主:ストレイ
クリエイトの神…ベル・レイリン
双子小説では別名クリエイトラベラー
才があると見込んだ相手にその才の人生に進める神様…
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
おう、だからなんだ?
落ちこぼれの才を持った犬
主:ストレイ
主:ストレイ
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
さて…あの双子の様子でも見てこようかな
主:ストレイ
主:ストレイ
クリエイトラベラーでいるのは別に構いませんが…その能力のせいで世界を狂わさないでください。
たとえ、私が書いた小説であろうと色々な人が関与出来た瞬間に崩れる時は崩れる
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
If The Worldだっけ?なんであんな禁忌本を書いたんだ。あの鶯小説家の本…全部お前の書いた本がリンクされてるんだろ?
主:ストレイ
主:ストレイ
逆です。俺が本をリンクしてます
私は…あの子の才を真似してるだけ

貴方様の言う通り、私は落ちこぼれの才を持っている。なんも出来ない人間だ…技術も文学も運動も何も無い…


人は時々、できる人間を妬んでしまう。
だから真似をして上手くなろうとする…そしていつしか自分なりの才を見つける。だけど、俺は真似をするしか出来ない人間…そう、私はただの模造人間
そして、どこにでもいる平凡な人間

あなたは、こんな俺を面白がって才を渡した…だけど俺は…私は、その才を無駄にした

今はこの図書館で才を回復させている
自分なりの才を見つけるために
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
ま、まだまだお前は落ちこぼれのままだな
主:ストレイ
主:ストレイ
話はそれだけか?
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
そんなところ
あれだけ何千年、何万年歩き続けても才を見つけるのがどうも難関でな
主:ストレイ
主:ストレイ
(老人め)
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
いま、なんか言ったか?
主:ストレイ
主:ストレイ
言ってすらもないです
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
ふむ…ちなみに聞いても良いか?
主:ストレイ
主:ストレイ
はい
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
なぜ、あやつは俺にあったことを覚えておらんのか
主:ストレイ
主:ストレイ
知らん
あなたの言う曰く…記憶が乏しい分、創造力が発揮される才を持っているからじゃないんですか?俺は何度も言うとおり、見守るだけです
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
つまらないな
主:ストレイ
主:ストレイ
つまらなくて結構
こんな落ちこぼれの才をもつ俺に改善を求めないでください。俺はみんなが自我を持って前に進むのを見守っていたいんです。
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
……はぁ、ムカつくやつだな
主:ストレイ
主:ストレイ
は?💢
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
さて…また、才を与えてこようかな
主:ストレイ
主:ストレイ
どーぞ
そして、クリエイトラベラーは消えた
主:ストレイ
主:ストレイ
…落ちこぼれの才、か
クリエイトラベラーがこの図書館にいるおかげで小説の夢主さん達に何かしらの才が付加されていた

主:ストレイ
主:ストレイ
…こんな落ちこぼれにも手を差し伸べたのはなんでだろうな



ー双子小説の世界ー
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
さぁ…幼子達に才を与えていこうかのう
病院
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
よ…どれどれ、お主らはなんの才があるんじゃろうな
神の姿は誰にも見られない
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
君は…絵画の才を

君には笑顔の才を…

そうだな、君には演技の才を…

声の才を…料理の才を…頭脳の才を…
一人一人、丁寧に才を渡して行く
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
さぁ、君に隠された才はどう現れるのか楽しみだ
この世界は才能で埋め尽くされている


だから、才が消し飛んでしまう時があった


だからこそ、才を与え続ける
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
次は…孤児院かな
しゅんっ!


ー孤児院ー
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
君らにたくさんの才を
孤児院全体に才を渡す
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
よし…こんなもんかな
そして、街中を歩く
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
この世界は…そこそこに飽きないから
才を与え続ける
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
すみません、ブレッドセット1つ
はい、かしこまりました
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
(神様であろうがなんだろうが…この世界はちゃんと接してくれる)
お待たせしました、ブレッドセットです。
コーヒーに入れるミルクと砂糖はそちらにありますのでご自由にどーぞ
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
どうも
ありがとうございます
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
うま…
パンを食べつつコーヒーを飲む
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
(この人間の姿、便利だが疲れるんだよな)
この姿はどこぞやで見かけた姿を映したものだ
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
お?あれは…
街中を歩いているとふと才を見出そうとしてる人がいた
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
君…1人?
え…?
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
ふむ…君は動く才があるそうだ
実は…運動をするのが好きで、だけど…どうしても前に進めなくて
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
ふむ…
君はきっと飛ぶ才がある。だから前に飛び出すといい。
前に…飛び出す?
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
そうだな…走幅跳か高飛びが君は向いてる
っ!ど、どうして高飛びができるって
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
俺は才を見抜くことが出来るんだ
すごい…
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
自信を持って
はい!ありがとうございます!
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
少し失礼…
す…
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
(飛ぶ才を君に与えよう)
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
よし、これでいいな
なにか、したんですか?
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
さぁね
ありがとうございます
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
さてと…
そして、見つけた
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
……!
(なまえ)
あなた
えーと…今日はこれとこれでその次は…
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
偶然が多い世界だ…
(なまえ)
あなた
ん?
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
目がばったり合った
(◍・ω・) !! (・ω・๑)
(なまえ)
あなた
っ!!!!
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
おっと?
しゅっ!
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
君!俺の事見つけた瞬間記憶蘇った?!
(なまえ)
あなた
え…
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
この姿でも君は見れるんだね
(なまえ)
あなた
あなたは…?
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
別名、クリエイトの神
(なまえ)
あなた
クリエイトラベラー…
あなたが…?
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
君、ほんとに俺の事覚えて無いんだ…
(なまえ)
あなた
え…
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
あ…この格好で喋ってたらまずいか
しゅん!
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
こっちの姿方が話しやすい
(なまえ)
あなた
なんで、私を話しかけに来たんですか
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
ほんとに覚えてないと思ってたからさ
(なまえ)
あなた
えーと
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
ま、それを確認したかっただけ!
それじゃあ、またどこかで会いましょう
そう言って胸ポケットから出した羽がまるで行先を導くように羽ばたいていく
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
一言、伝えておこう
(なまえ)
あなた
え…
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
君はずっとその体で生きなきゃ行けない
だけど、周りを信じて突き進みなさい
(なまえ)
あなた
は、はぁ…
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
また、お会いしましょう
記憶の欠片を創造力に帰る有能な人の子よ
そう言い残して私の前から消えた
(なまえ)
あなた
なんだったんだろう…
ー夢の図書館ー
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
ほんとに記憶が乏しいとは

まぁ、いいw
ふふふ…楽しいことばっかりだ

今日はたくさん才を贈れてよかった

最後の仕上げにここにも才を贈ろう
そして、呪文を唱えだす
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
この夢の図書館に書く才と癒しの才をさずけよう
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
さぁ、あなたも何かの導きがあらんことを
主:ストレイ
主:ストレイ
なんだこれはー!!
はい、クリエイトラベラーの隠し話です。
てことで、諸事情で日曜日投稿出来ませんでした
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
酒飲んで二日酔いになっただけです
主:ストレイ
主:ストレイ
やかましいです。はい。
ということでした!また、日曜日になったらまた投稿する予定なのでよろしくお願いいたします!

てことで締めます
(なまえ)
あなた
おつあなたのニックネーム
主:ストレイ
主:ストレイ
おつレイ!!
クリエイトラベラー
クリエイトラベラー
おつべる

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