第66話

第66話
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2022/08/20 10:29 更新
七瀬(なまえ)
七瀬あなた
なんか夜道歩くのっていいね!
ホークス 鷹見啓悟
ホークス 鷹見啓悟
ふふっ…そうだね
少し遠回りして帰ろうか?
七瀬(なまえ)
七瀬あなた
ん〜…でも明日啓悟くんお仕事でしょ?
早く帰って寝なきゃ……
啓悟くんは急にその場で立ち止まった。
七瀬(なまえ)
七瀬あなた
……?
ホークス 鷹見啓悟
ホークス 鷹見啓悟
………遠回りせん?
そう言って啓悟くんは首に手を当てコテンと頭を傾げた

啓悟くんのほっぺたがほんのり赤くなっていて可愛かった

七瀬(なまえ)
七瀬あなた
……ふふっ、いいよ
遠回りして帰ろ!
さっきより少し熱を持った

啓悟くんの手を引いて私は歩き出した。


一緒の家に帰るのにな…なんて思いながらも

嬉しくて一人ニヤケてしまいそうになるのをぐっと堪えた。
七瀬(なまえ)
七瀬あなた
今日楽しかったね〜
ホークス 鷹見啓悟
ホークス 鷹見啓悟
……
自分から言い出したくせにまだ照れているらしく

喋らなくなってしまった啓悟くんに

思わず笑ってしまいそうになった。

普段はこんなに照れたりしないのに…

今日の啓悟くんはいつもと違ってなんだか可愛い。
七瀬(なまえ)
七瀬あなた
私ね初恋は小学4年生なんだ〜
ホークス 鷹見啓悟
ホークス 鷹見啓悟
え……?
七瀬(なまえ)
七瀬あなた
私って無個性でしょ?
周りの子達はすごい個性持った子ばっかで
当時は私も周りもみんな子供だし
馬鹿にしてくる子もたくさんいて
ずっと自分はなんもできないんだって
人と比べてばっかりでずっと俯いて歩いてた
ホークス 鷹見啓悟
ホークス 鷹見啓悟
なんの話…
七瀬(なまえ)
七瀬あなた
いいから聞いてよ!
ホークス 鷹見啓悟
ホークス 鷹見啓悟
え?あ…うん
七瀬(なまえ)
七瀬あなた
ある時ね公園で遊んでたら同じ学校の
男の子達が私のことからかってきて
私が大事にしてたストラップを奪って
捨てようととしてたの。
七瀬(なまえ)
七瀬あなた
そしたらね高校生くらいのお兄さんが
その男の子から私のストラップを
奪い返してくれてね?泣いてちゃ可愛い顔が
台無しだよって言ってくれて…/////
今思い出しても胸がキューッと締め付けられるような

苦しくてでも嬉しいような気持ちになる。
七瀬(なまえ)
七瀬あなた
それが私の初恋なの!
ホークス 鷹見啓悟
ホークス 鷹見啓悟
へぇ〜……高校生でそんな臭いセリフ
言う奴なんているんだね。あなたが小学生の
時高校生ってことは俺と同い年くらい…?
啓悟くんは心底つまらないと言いたげな

表情で私の話を黙って聞いていた。
七瀬(なまえ)
七瀬あなた
カッコイイでしょ?
ホークス 鷹見啓悟
ホークス 鷹見啓悟
そう?
七瀬(なまえ)
七瀬あなた
すっごく優しくてかっこよかったんだよ!
ホークス 鷹見啓悟
ホークス 鷹見啓悟
……1回しか会ったことないのに?
七瀬(なまえ)
七瀬あなた
背が高くて…
啓悟くんは聞きたくないと言いたげに少し眉をひそめた
七瀬(なまえ)
七瀬あなた
金髪でね?だけど爽やかで…
黒い制服が似合っててその背中から
生えてた赤い羽根がかっこよくて
困った人を助けられる優しいその人は
出会った時からずっと私の憧れなの
ホークス 鷹見啓悟
ホークス 鷹見啓悟
え……ちょっと待って
それ…いつどこの公園で…
そう言って啓悟くんは立ち止まった
七瀬(なまえ)
七瀬あなた
今からちょうど10年前のすぐそこの公園だよ
覚えてるだろうか…

私も植物状態から目を覚ますまで

そのお兄さんの特徴なんて忘れていた。

ただ優しくてかっこよかった印象だけが

ずっと私の心に残っていた
ホークス 鷹見啓悟
ホークス 鷹見啓悟
それ……
啓悟くんはなにか思い出したような

困惑したような顔で私を見つめた。
七瀬(なまえ)
七瀬あなた
私はずっと忘れてたんだけど……
啓悟くんは…覚えてた?
ホークス 鷹見啓悟
ホークス 鷹見啓悟
思い出した…今…
七瀬(なまえ)
七瀬あなた
実は…私たち10年前に会ってたんだよ!
ホークス 鷹見啓悟
ホークス 鷹見啓悟
あのちっちゃい子…あなただったの?
七瀬(なまえ)
七瀬あなた
ふふっ…運命だね!私たち!
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