第24話

営業部の彼 V 12
6,224
2022/09/08 10:19





身体が重い


その原因は

昨日の甘い行為じゃなくて

今 私を羽交い締めにしてるこの身体




(なまえ)
あなた
テヒョン...
テヒョン
テヒョン
(なまえ)
あなた
おはよう//
テヒョン
テヒョン
おはよ



振り向こうとしたら

首にぎゅっと顔が押し付けられた




(なまえ)
あなた
どしたの?
テヒョン
テヒョン
んーん、、
ねぇテレビつけてきて?



寝室からも見えるリビングの大きなテレビ


シャワーの後

テヒョンが首にかけてたバスタオルを巻いて



リビングでリモコンを取って戻った






テヒョン
テヒョン
綺麗な身体




恥ずかしげもなく

甘い言葉を囁いて


肘を立てて寝転ぶテヒョンにベッドへ戻される




テヒョン
テヒョン
あなたちゃん何座?
(なまえ)
あなた
牡羊座だよ?
テヒョンは?
テヒョン
テヒョン
山羊座




テレビを見ればいつもの占いコーナー



これ、土曜日もやってたんだ
 
土曜日は見る意味なかったから


知らなかったな  





(なまえ)
あなた
わ!!見て??!
テヒョン
テヒョン
並んでるね



1位と2位に並んだ私たちの星座


そりゃそうだよね



今日は一日すごく特別な日になるに違いないもん




でもそういえば
 
昨日って何位だったんだっけ?





テヒョン
テヒョン
僕昨日1位だった
次の日も1位って初めてかも
(なまえ)
あなた
いいことあった...?
テヒョン
テヒョン
うん、すごくいいことがあったよ




耳元で囁いて

そのまま耳に柔らかい唇が当たる






テヒョン
テヒョン
こういうのあんまり信じないんだけど 
これは当たるのかも







私は仕事の日は毎日めちゃくちゃに信じて

これを頼りに生きてたんだよ?



そう話すのはもう少し先でもいいかな?






テヒョン
テヒョン
あなたちゃんは?
占いは信じる?
(なまえ)
あなた
時々信じる...かな
テヒョン
テヒョン
そう、、
でももう見なくていいね
(なまえ)
あなた
ん?なんで?





振り返れば意味有りげに笑ってる


でもやっぱり返事はくれないみたい







テヒョン
テヒョン




ちゅっと唇を突き出してる


これはキスしてってこと


昨日の夜覚えた




お望み通りにキスをしたら

満足そうに抱きついてきた





テヒョン
テヒョン
やわらかい
(なまえ)
あなた
テヒョンも唇柔らかいよ




テヒョン
テヒョン
もう起きる?
(なまえ)
あなた
起きよっか




テヒョン
テヒョン
今日もここにいるよね?
(なまえ)
あなた
でも帰らなきゃ
何も持ってきてないもん


テヒョン
テヒョン
明日も休みだよ?



また 


できてるようでできてない会話




ゆっくりしたやり取りだからか

無視されてるようには感じないけど



いつもこうなのかな?






(なまえ)
あなた
テヒョンって
ほんとに営業部のエースなの?
テヒョン
テヒョン
エース?ㅎ
知らないけど
まぁ、成績はいいと思うよ



テヒョン
テヒョン
どうしてって?ㅎ
(なまえ)
あなた
そんなことないよ?
すごくよく分かるもん
(なまえ)
あなた
人を惹きつける話し方するし
何より見た目がすごくいい//



そうだよ


すごく魅力的なの



そういえば彼女いなくて良かったな...

その辺の悩みはふっとんでしまってたよ





テヒョン
テヒョン
人事課のあなたちゃんは?
研修参加者キラーって聞いたけど?
(なまえ)
あなた
えっ!?なにそれ、知らないよ!



確かに社員の研修担当なんだけど...


研修参加者キラーってなに?




テヒョン
テヒョン
うん、知らないままでいて
テヒョン
テヒョン
今年は?
何人にご飯に誘われたの?
(なまえ)
あなた
....覚えてない




そんなどうでもいいこと

覚えてないよ



テヒョン
テヒョン
月曜日から
毎日一緒に出社ね
(なまえ)
あなた
でもマンション正反対なんだけど...


だから何?


そんなふうに目を細めてる



テヒョン
テヒョン
今日あなたちゃんの荷物運ぼう
(なまえ)
あなた
え?!




テヒョン
テヒョン
僕にとっては
付き合うってそういうことなの









また私の返事を待たずに     


深い深いキスが始まった

















end

プリ小説オーディオドラマ