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第3話

三つのオモイ
8
2026/05/04 00:58 更新
ぼくは 日記を 書いていた


旅を 三人と始めた時から 書くと決めていた

もちろん 旅をする前も 書いていたけど
それは 普段の日記であって
旅の 日記じゃなかった
黒い髪の青年
ねぇ、______。
ぼく、けっこうすごくなったんだよ
黒い髪の青年
二人にも 見せたいなぁ...
きみは 小さい時から 
ずっと 変わっていなかったよね

周りを照らす 太陽のような その笑顔とか
いっつも元気で ぼくたちのことを 
引っ張ってくれた その声も

黒い髪の青年
いっつも メンドーなこと
持ってきてたよね
日記にも 書いてあるよ
きみ達が 初めて 博士からポケモンを貰った日や
きみ達が 敵と一緒に 観覧車に乗ったこと とか
皆で 踏み出したトレーナーへの道 とか

二人は 覚えているかな

これが 

二人が、二人自身が ぼくらに 言った事だよ
黒い髪の青年
... そろそろ授業の準備を しないと
なんで ぼくは

二人がいないと 知ったのに
こんなこと 言えるのかな
_____は わたしたちの 事を 覚えているかな

あたしたちは 一時たりとも 忘れてないよ
眼鏡を掛けた少女
... どこ行っちゃったんだろ
すぐ 近くにいた あたしたち


二人が 英雄って持ち上げられる 度に
ちょっと 顔が歪んでたの 分かってた
でも あたしたちは気づけなかった

二人なら 大丈夫だって 決め付けてたんだ
眼鏡を掛けた少女
... あやまりたいなぁ
ずっと ずっと そう思ってた

二人が イッシュから消えた時から ずっと



二年経ってね またプラズマ団が悪さしたの
そうしたら 次は
二人じゃない人が イッシュを 守った
眼鏡を掛けた少女
ッ、あーぁ...
正直ね 怖いの 

二人が 死んでるっていう噂 聞こえてさ
眼鏡を掛けた少女
嘘だよッ、嘘だッ...!
いつから その噂が流れたのかは 分かんないけど

とにかく 悲しかった
たぶん チェレンだって 悲しいと思う

チェレンったら 真面目だから

間に受けてたり してね
あの時 ボクの思想を 『間違い』だと
言ってくれて ありがとう
ボクは その言葉のおかげで

今、自分自身の 考えを探せてるよ
黄緑色の長髪の青年
キミたちが 教えてくれたよね
自分で考える事が 大事だって

ポケモンとヒトは 絆で繋がってるって 
黄緑色の長髪の青年
... 初めて会った時、
ボクは 吃驚したんだっけ
キミたちの ポケモン、
とっても 嬉しそうに喋っててさ


ボク、本当に吃驚した
あぁ なんでこの子たちが
こんな声を 出せるのかな



って
ずっと ずっと ヒトとポケモンは
相容れないものだと 思ってたから
黄緑色の長髪の青年
...... もう一度 声が聞きたいな
ボクを きっぱりと否定できる 強さも
それを 証明する 強さも

ボクにはなくて それで




ほんのちょっぴり 羨ましかった
黄緑色の長髪の青年
だからね _____
次は ボクがキミを否定する

何も言わずに 去ったこと
風の噂で 聞いたから

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