あの会見の後、お婆ちゃんのことについてはXでトレンド一位になり、SnowManさんと撮った写真と照兄ちゃんとの関係をインスタに投稿したら、それもバズった。
そして、あれからまた時が経って年末に、紅白に出場するため、12/30に日本に来た。
泊まるホテルで荷物を置いたら、今日は久しぶりに会える人がいて、集合場所に行く。
そしたら
ミコちゃんと元マネージャー、なかなか予定が合わず、私が日本に帰った時も会えなかった。
もう3人とも有名人だから、キャップは必須、ミコちゃんに至っては伊達メガネをしている。
3人でカフェに行き、互いのことを話す。
え、これって前にリサオンニが話してたこと?
なんだ、2人両思いじゃん、でもこれはリサオンニに内緒にと言われてるから言わない。
いろいろみんなと話して、その後解散した。気づけばもう夜になってて、泊まるホテルに戻ろうと思った。
すると、後ろから誰かに抱きつかれる。
モモは私の腕を引っ張って、ある場所に行った。
そこは、私たち結婚しましたで、最終回に来た教会があるビルだった。
懐かしいなと思いながら、中に入ると、エレベーターに入った時、モモは屋上のボタンを押した。
屋上に着くと、冬だから風が吹いて寒さが最初に感じられたが、そんな寒さを吹っ飛ぶ光景があった。
あの時は屋上に来なかったからわからなかったけど、綺麗な夜景が広がっていた。
何だか急に空気がしんみりし始めた。
まあ確かに、同じ国にいるとはいえ、互いの仕事で忙しくて、たくさん会えるわけじゃなかった。
私はてっきりモモに別れを告げられるとか思ってた、モモもやっぱり不安に思ってたんだね、というより、ここまで重く考えてたなんて。
でも私もモモを支えれるようにならないと、一緒に住むなら、彼女の一番の理解者になる。
私たちは手を繋いで、お互いのホテルに向かって歩いた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!