あの後、無事紅白の舞台は終わって、NHKの楽屋で年を越した、もちろんモモ含むtwiceメンバーと一緒に。
年始は日本で過ごし、家族のところにも行って、しばらくして韓国に帰ってきた。
モモが言った通り、私はモモと同棲を始めた。やっぱ好きな人と一緒にいれるのは最高だった。
韓国での活動は、難なくやれている、あれから売り上げもよく、新曲が出ればオリコン一位を取り、また韓国語も能力をあげて、モモとはたまに韓国語が出てしまうまで成長した。
そしてもう一つ、嬉しい出来事が。
そう、ソナが4人組アイドルとしてデビュー、メインダンサーになり、活躍が楽しみだ。
ソナに嫉妬してるんだと思うと可愛く思える。私にとっての一番はモモだって、そう言えば私にキスしてくれた。
相変わらず私たちはラブラブだった。そしてそれは、3年経った今でも変わらない。
今私たちは、教会にいる、お互い純白なドレスを着て、控え室で手を取り合ってる。
モモからプロポーズされ、受け入れてお互いの両親に挨拶して、結婚することになった。でもまるで4年くらい前に撮ったリアリティーのよう。
バージンロードを歩けば、私の両親、モモの両親、twiceのメンバーや私の事務所の同期など、錚々たるメンバーが来ていた。
私たちは牧師さんの前まで行くと、牧師さんに問われる。
『健やかなる時も、病める時も、お互いを愛することを誓いますか?』
私たちは交互に
そして、チュッ…
口付けと共に、教会内に拍手が起こった。この時私は本当たくさんの人に支えられてたと気づいた。
披露宴ではいろんな方が歌やダンスを披露してくれて、それぞれ私たちにメッセージをくれて、中には日本から来てくれたこの2人も。
ミコちゃんが話してる間に彼女が泣いてしまった。隣にいた元マネージャーが宥めて、会場もそんな彼女に拍手する。
泣いてるミコちゃんにつられて私も泣いてしまった。やっぱりミコちゃんは最高の親友、本当彼女がいなかったら、私は芸能界で生きてなかったというくらいだから。
そして式が終わった後、控え室でソファに2人身を寄せ合ってた。
私たちは再度口付けを交わし、私はモモの肩に頭を乗せて、モモはそんな私の頭に自信の頭を乗せて、手を取り合った。
今日1日の幸せを噛み締めながら、綺麗な姿で、しばらく眠った。
その光景はまるで、ドラマの最終回のような、美しくも儚い感じだった。
ドラマで恋人役として出会い、そこから進展して本当に恋人になり、夫婦になった私たち。私たちのドラマはここで終わり、ではない。
私たちはこれから何十年、ドラマのようにシナリオを重ねていくのだから。
girl's love of actress fin.
ありがとうございました!無事完結しました!
まず、遅くなって申し訳ないです。
途中更新しなかったりでドタバタしましたが、最後まで読んでくださった方には感謝しかありません。
ここまで本当たくさんの方が見てくださったのを知って嬉しいです!
私自身初めての小説完結です!本当ありがとうございました!
この後の物語を番外編として出してますので、ぜひご覧ください!
また他の小説もぜひお読みください!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。