何時だっけ?
最近な気がするんだけど
今のクラスで起こったことだ
本当に、1組は面白かったよ?
面白かったのに、皆のチユキとミカゼの扱いがおかしいんだ
チユキは、クラスの人気者で、皆にチヤホヤされている
じゃあ、俺は?
──────チユキと同じなの?──────
紡、胡桃・・・・・・
アルマ、丹兎・・・・・・
後理、雨音、絵愛亜・・・・・・
泥坐、寝路・・・・・・
ユキ、ミユ・・・・・・
すごいねって言いたいんだ
でも、俺は素直じゃないから
チユキにしか、心を打ち明けない
なんでチユキにしか?
そうだよね、世間はそう言うよね
皆皆、チユキの傍にいる
皆の為に、チユキはいる
チユキは、皆を照らす為に生まれてきたんだな
俺はいらないんだ
チユキだって、本当は俺の事がいらないって思っている
俺のことが、面倒だって思っている
だよな、やっぱりそうだよな
チユキは、本当は俺のことが嫌なんじゃないか?
まるで、自分の心が見えたように、チユキは言った
俺はそっぽを向いてしまった
だけど、この後すぐ後悔したんだ
チユキに謝ればいいなって
でも、それでもチユキは許してくれるなんて、チユキは優しいな
そりゃあそうか
なんで、チユキは皆に優しいんだろう
俺はチユキと違うし
俺は、なにもできないんだな
ごめんね、チユキ
素直になれなくて、チユキと同じじゃなくてごめんね
自分はいなくなっても、チユキは一人で生きていけるよね
優しいし、皆の希望だし、皆をいつだって照らしている
そんなチユキに照らされ、俺はチユキの為に頑張った
こんなたそがれ横丁という迷路に行って、機械のように、
スイッチを押したら働くように頑張った
すぐ、たそがれ横丁をクリアしてくるから、休憩所で待っててね
────────────────────────────────────────────────────


























編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。