学校について…
あなたside
とうやと話したいのにスルーしなきゃいけないの大変だな…
しかもいじめっ子が一人じゃなくて集団的…他クラスにもいるし、
かわいこぶってるけど、ものすごく圧を感じる。
来なきゃ殺すぞ、くらいの殺気が。
放課後
約束通り屋上にいった。
もちろん刀也には用事があるって先にかえってもらった。
すごいいいようだ…
クラスで男子に媚びたりかわいこぶったりしてるときとは
まるで大違い。パッケージ詐欺レベルじゃんこれ。
…それってあなたが嫌われてるだけでは?
刀也が私を口実に断ってるようにしか思えない…
すると、急に彼女がずかずか私の方に向かってきたから、私はびっくりして後ろに下がるしかなく、
とうとう屋上の柵にまで追いつめられてしまい、胸倉をつかまれた。
まさかこいつ…私を殺す気か…!?
そこまでして…!?
力的には彼女より圧倒的に強いし、振り払おうとすればできる。
しかし、私が押し倒したらきっと、彼女はあいつにやられた!って私をだして
私を孤立させる気だ。
それより、私が殺されて、こいつが人を殺したってなったほうがいいんじゃないか。
私は絶望しながら生きるか、未練なくこの世をさるのか。
・・・この世をさったほうがいいか。
わたしは無抵抗をつらぬいた。ぐいぐいうしろにおされていく、どんどん落ちそうになる。
しかし、ふと刀也の顔が浮かんだ。
ふと思ってしまった。
そのとき、
ばんっ!!(屋上の扉があく)
彼女が私から手を放してしまったせいで私は落ちてしまった。
ああ、終わたんだ…
がしっ!!
すると、足首をつかまれ、屋上までひょいっと持ち上げられた。
とうやが泣き出してしまった。
つられて私も涙がでてしまった。
なんだか、彼を見ると、生きててよかった。彼と生きていたい。
と思ってしまう。
刀也は私をなだめた後、いじめっ子のほうをぎろっと見る。
彼といじめっ子らが言い争っている。
圧倒的とうやの優勢。
しかし私は死への恐怖と涙でしっかり見えないし、話が全く入ってこず、
そのあとは何を話しているのかよくわからなかった。
そして、いじめっ子がだっと走り去っていき、とうやがこっちにむかってくる。
泣いている私をそっと優しく抱きしめてくれた。
彼の言葉がとても重い。
ずっしりくる圧に圧迫されてしまいそうになる。
それ以上はなにもいえなかった。
彼の抱きしめる力がぐっとつよくなる。
彼が泣き出してしまった。
こらえてたものが全てでてきてしまうように。
急なことで真っ赤になってしまう。
彼が抱きしめるのをやめて、私の肩をもってじっとまっすぐ見てくる。
涙は止まらないけど、今できる最大限の笑顔で、こたえた。
この一件でやっと、自分の感情に気づけたんだ。彼の事が好きだって。
ここから彼との付き合いが始まる。
この時は、まさかあんなことになるなんておもってもなかった。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。