トッ
僕は座っていた墓から降りて
兄さんに聞いた
そう言って兄さんは
知らない人と一緒に何処かへ行こうとした
"僕の話しを無視して"
僕は腕を伸ばした
兄さんを引き止めようとした
けど
僕の手は
"兄さんの腕を貫通した"
掴めなかった
僕はその時初めて自分が死んだ事に気づいた
そして同時に
兄さんと離れ離れになった
絶望だった
どうして!兄さんが心中しようって言ったんじゃん!!
どうして僕だけ死なないといけないの!!
どうして!!兄さんは!!兄さん置いてかないで
僕をひとりにしないでよ…兄さん…兄さん!!兄さん兄さん…
嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん兄さん
…あれ
どうして僕…こんなに兄さんの事考えてたんだっけ…
兄さんが心中に誘ったから僕は死んだんだ…
じゃあ何故兄さんは生きてるの?
おかしいなぁ…
そうだ!!
兄さんが死んだら
兄さんの体を"もらっちゃおう"!!
そしたら兄さんも死ねて嬉しい!
僕は生き返れて嬉しい!
正にwin-winだ!!
でも身体をもらうって言ったって
僕はここから動けないし…
兄さんがここで自殺してくれない限り無理かなぁ…
ザァァァァ
あなたすぐにこの件片付けて森さんから劇薬もらってそっちに行くからちょっとだけ待っててね!












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。