第5話

5話
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2022/10/23 02:45
菊丸
菊丸
白羽さん!今の誰!?
桃城
桃城
大人の人だよな?めっちゃかっこよかったぜ!
雅
あぁ、ヤトは私の世話係です
菊丸
菊丸
そうなんだ〜!凄く強そうだね!
雅
強いですよ、白羽組一同ヤトの実力は認めています
跡部
跡部
白羽雅嬢、
雅
??
跡部
跡部
会えて光栄だな、俺は跡部景吾だ
雅
跡部財閥のご子息でしたか、これはどうも
宍戸
宍戸
2人知り合いかよ?
雅
直接話すことはありませんでしたが、跡部財閥の開催するパーティーには毎回招待を受けているので
樺地
樺地
白羽、嬢
雅
樺地殿、元気にしておられましたか?
樺地
樺地
はい、白羽嬢も、お元気ですか??
雅
えぇ、特に問題ありませんよ
侑士
侑士
跡部よりも仲良さげやな
跡部
跡部
当然だ、白羽嬢の案内人は毎回樺地だからな
跡部
跡部
大切な客だから丁重に扱うんだよ
乾
ほう、白羽組と跡部財閥にそんな接点が、、
メモをする
越前
越前
その情報いるんすか?
乾
まぁ、白羽を知るには必要だろうな
越前
越前
そっすか
竜崎先生
竜崎先生
こら!雅!!
雅
どうしましたか?
竜崎先生
竜崎先生
お前傷が治りがけの時にまた無理をして!!!
雅
いつものことです。
竜崎先生
竜崎先生
傷がひろがったらどうするんだい!?
雅
すみません、ですが、白羽組は命懸けで皆さんを守っているので
竜崎先生
竜崎先生
はぁ、あまり無理をしすぎるなよ?心臓に悪い
ポンと雅の頭に手を置く
雅
できる限りそうします
雅
では、私はこれで
雅
皆さんお疲れ様でしたm(_ _)m
と、帰路を歩いていく
鳳
あんなに綺麗な肌に何回も傷を、、
宍戸
宍戸
どこ見てんだ、長太郎
鳳
ち、違います//そういう意味じゃ、//
宍戸
宍戸
わかってる、一々照れんな(*`∀´*)ニカッ
鳳
//////
跡部
跡部
昔から自分の体大切にしていなかったもんな
跡部
跡部
なぁ?樺地
樺地
樺地
ウス
越前
越前
白羽って怖いもの知らずなんだ
桃城
桃城
だと思うぜ?
翌日
雅は学校を休み月に1度行われる白羽組の会議に出る
これには、政治の人も参加する
使用人「とてもお似合いでございます、お嬢様
m(_ _)m」
雅は着物を来て参加する
雅
いつもと変わらんだろう?
使用人「いいえ、今回は少し大人びた雰囲気にさせて頂きました」
雅
そうか、着付けいつもありがとう、助かるよ
使用人「お嬢様のお役に立てて光栄です」
ヤト
ヤト
お嬢、時間です
雅
あぁ、
スタスタと会議場所に向かう
ヤト
ヤト
とてもお似合いですよ、馬子にも衣装すね
雅
褒めてないだろ
ヤト
ヤト
ハハッ、いや、ほんとお似合いですってww
ヤト
ヤト
いきなり大人びた感前回なのは置いといて
雅
……………私が選んだ訳では無い
ヤト
ヤト
着きましたよ
雅
(人の話聞け)
ヤトが襖を開け入るよう促す
雅
白羽組次期組長白羽雅失礼します
m(_ _)m
お辞儀をし、白羽組組長の隣に座る
ヤト
ヤト
では、始めさせて頂きます
ヤト
ヤト
最近低俗な組が出来始めています、中には我々を名乗る者も居るそうです
政治「そのような者が増えてきて居るのですか、白羽組だけでは、歯がたたないと?」
部下「いいえ、そのような事は決してございません」
※部下は組長が認めた雅・ヤト率いる第十席が会議に参加出来る
因みに、雅は第一席・ヤトは第二席
政治「第十席がそれぞれ動いて仕事してくれているのは事実、だが、最近は一般人にも被害が及んでいると聞きますぞ?」
雅
………………
部下「我々もそうならない様に一日中動き回っています。ですが、様子がおかしいのです」
雅
(様子がおかしい??)
ヤト
ヤト
自分から説明します
皆がヤトの方を向く
ヤト
ヤト
最近の輩どもはそれこそ弱いですが、我々が行った所とは別に同時刻で何処かに現れていることが多いのです
ヤト
ヤト
その為、お嬢が1人で向かいますがその間に何人か被害は及んでいます。お嬢はそれでも一般人を救っています
政治「流石雅嬢ですな」
ヤト
ヤト
ですが、奴らはそれを知っているかのように我々のところは少なく、絶対にお嬢の方が陣営は多いのです
ヤト
ヤト
調べてみたところ武器もかなり優れたものしかありませんでした
ヤト
ヤト
このまま対処も何もなく進んでしまえば、お嬢の体が持ちません
全ー組長・ヤト・雅「!!!」
政治「それはまずいのではありませんか!?雅嬢は次にこの世を継ぐもの、、」
政治「どうするのです!?」
部下「それを今話し合うのです」
ザワザワザワザワ
雅
………………(なぜ、いつも煩くなるのだ。落ち着いて話は出来んのか)
組長
どうやら今回は娘の事に対する会議というわけだな?
組長が喋る途端皆が静まる
ヤト
ヤト
はい
組長
では、本人の意見をなくしては話も進まん
組長
全ー組長「!!!」
政治「あの、雅嬢がこの会議で喋るというのか?」
部下「初めて声を聞くかもしれない、、」
雅はこの会議は毎回喋る事はない
雅
…………私は別に構いません
雅
私の体は産まれた時から白羽組に捧げています
組長
………………
ヤト
ヤト
…………………
雅
もし、この体が耐えきれず死に至った場合は白羽組の陣営を上げ、第三席から第十席までの者たちを初めにそちらへ向かわせる
雅
そしてヤト達を後に別の方へ向かわせます
雅
それでもまだ終わらないというのならば
政治「言うのなら?」
雅
戦争になる事はやむを得ません
全ー組長・雅「!!!」
雅
奴らに交渉は効かない、ならば全力で沈めるのみ
部下「お嬢!あなたはこの組を次期継ぐものなのですよ!?そんなに簡単に命を、」
雅
何時でも命を捨てられる覚悟がないのなら、白羽組の組長に相応しくない
雅
私が死んだ場合、次期長はヤトだ
ヤト
ヤト
!!
雅
戦争は起こさない、平和に終わらす事を約束しよう
雅
この命に変えても
組長
良い心がけだ、雅
雅
ありがとうございます
会議終了後
部下「組長!!なぜ、反対しないのです!?」
雅
??
組長
………………
部下「お嬢が死ぬという事になぜ、いい心がけだと………」
雅
(父上に向かって大声を上げるなど、)
組長
死ぬことに対して言ったのでない
組長
この組に命を捧げる事に対して言ったのだ
部下「!!」
組長
そこを履き違えるな
組長
下がれ
部下「も、申し訳ありませんでした、し、失礼、します」
雅
……………

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