……………?
パピヨディ様も怪しんでるのかな…
きっと、あの男の事だ。
私は部屋の外に出て、誰もいないか確認する。
盗聴器…。
壁に穴を開けて、盗聴していたのか…?
部屋の中だとすぐ見つかる。
だから、外に…?ずる賢い奴だ…
私はポケットからナイフを取り出す。
ナイフをドライバーの様に使い、蓋を開ける。中のマイク機能などを破壊する。
…これで大丈夫だ。
アイツから聞いた話をした。
私は、あの鏡をあえてユートに送りつけた事を、女王が悪ではないと知っている…という仮説がある事を伝えた。
信じてもらえるだろうか。
…いや、言うしかない。
私はあの子との出会いの話をした。
今、私を褒めた時は、作り笑いじゃない。なかなか嬉しそうだった気がする。
でも…
あんなに嬉しそうだった後、急にあんな顔するなんて…
パピヨディ様は…どうしたんだろう…?
…パピヨディ様の疑った理由についてはこうだ。
・ポケットにナイフが入っているのを見た。
・警備員の様子・配置をよく見ている。
・…アイツにお茶に誘われて、アイツの入れた紅茶から消毒液の匂いがした。(パピヨディ様は疑い、飲まなかった。よかったぁ…)
・マーミィ姫の話をしない。まるでどうでもいいように。
・夜にパピヨディ様は何も言っていないのに、女王は辛い、と同情してくる
パピヨディ様もこんなに深読みできるんだ…
あぁ。これが『尊敬』なのね。
感情なのかな?でも、この感じ、悪くないわ。
…さて、話、聞きますか。





















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。