ハチャメチャに悩んだんですけど 、
無馬はALLINに入れることにします
なので 、あくまでもこれはとある1人のお話 、
として読み進めてください🙏🏻💦
無馬は変わらずアンダーボスという立場で
進めさせていただきます😌
◇ ◇ ◇
れりあさんとわきをが言い合いをして 、
15分程経った頃 、やっと収まり 、俺の方に
来たわきをは少し怒りながらも 、
俺の車に乗った 。
わきをが指した 、
カーナビのピンの場所を見れば 、
そこはただの駐車場だ 。
思わず 、わきをの顔を見てぱちくり 、と
瞬きを繰り返す 。
聞いてはいけないことを
聞いてしまったのか 、
わきをはぷい 、と窓の外に目線を向ける 。
変なの 、なんて思いながら運転をしていると
目的の駐車場についた 。
わきをが「 ありがと 」なんて小さく返事を
した後 、車を出そうとすれば 、
呼び止められた 。
脳内にはてなマークを浮かばせながら 、
車から出れば 、わきをがガレージから
赤色のバイクを出した 。
うーん 、バイクとか車には疎いが 、
これは見たことがある 。
俺の顔を覗き 、きっもい顔で煽ってくる
わきをの顔面を蹴ってやると 、
声にならない叫び声をあげて殴られた顔面を
抑えている 。
腕を組み 、わきをにそう言い放てば 、
違う意味で捉えたのか 、綺麗な土下座を
してきた 。
てか 、" 日頃の礼 " ってなんだ?
それはどちらかというと 、
俺がするべきでは?
ピコン 、という軽快な音が 、
俺のガレージにそのバイクが移動された事が
分かる 。
ガレージからバイクを取り出し 、
それに跨る 。
そう言って 、俺はエンジンを吹かし 、
バイクを走らせる 。
ふふふ 、モンさん達に会うの楽しみだなァ ~
〜
ぶんぶん 、とエンジンを吹かし 、
ALLIN アジトに向けて走っていると 、
エスタークとすれ違う 。
すれ違いざま 、互いに「 あ 」と口を揃える 。
まあ 、どうせアジトで会えるからいっか 、
そう思った俺は 、そのままアジト方面に
一直線に走ることにした 。
バイクから降り 、
そのままその位置で止めることにした 。
まだモンさんに見せてないし 。
アジトへの合鍵は貰っている為 、
入ろうとすると 、後ろから車で追っかけて
来ていたエスタークが俺に声を掛けた 。
無駄に元気な声で 、そう言うもんだから 、
俺は思わず 、口角が上がる 。
そんな彼の頭を撫でたくなる衝動がクるが 、
なんとか耐え 、
ただ 、にこりと微笑むことしか出来なかった 。
そんな話をしながら 、
煙草を1本 取り出し 、取り出したライターで
カチリ 、と火をつける 。
ふぅ ~ … と 、煙を吐き出していると 、
突然 、目の前が真っ暗になった 。
こんな事する人 、
ALLINではひとりしかいない 。
お気に召したらしいALLINのボスは
俺の目から手を離す 。
暗闇から解放され 、眩しい光が俺の目を
刺す 。
寄りかかっていたバイクから身体を離し 、
じゃじゃーん 、とモンさんに見せる 。
俺が「 貰い物 」と言った瞬間 、
彼の表情が曇る 。
あれ 、なんか変なこと言ったっけ?
モンさんが指をさすところをみれば
そこにはバッチリ餡ブレラのステッカーが
貼られていた 。
俺がそう呟くとモンさんが
餡ブレラのステッカーの上に
ALLINのステッカーを貼ろうとする 。
必死にステッカーを貼る手を止めていると 、
突然 、モンさんが諦める 。
承諾すれば 、
俺が咥えている火のついた煙草に
モンさんが咥えている煙草を近づける 。
所謂 、シガーキス 、というもの 。
少しすると 、モンさんのほうの煙草にも
火がついた 。
そう言って 、彼はアジトの方へと
去っていく 。
相変わらず 、
あの人の感情はそう簡単に読めそうにない 。
小さなため息を零しながら背中を見ていると 、
気配を消して近寄って来たのか 、
無馬が俺の背後に立っていた 。
無馬は俺の背後に立ったまま 、
俺の肩に腕を回し 、俺の咥えている煙草に
自身の煙草を近づける 。
こちらも同様 、少しすれば火がつき 、
離れようとするも 、無馬が俺の首にまいた
腕にぐ 、と力を込めた 。
煙草を無馬の方から離せば 、
首にまかれた腕は段々と下がっていき 、
俺の腰にまで辿りつけば 、ぐい 、と
無馬の方に引き寄せられる 。
◇ ◇ ◇
おーるいんは絶対距離近いよね
シガーキスとか普通にしてそう( 偏見 )
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。