めーや 「ふぅ〜、美味かった」
朝食を食べ終えためーやさんは、満足げに笑っている。
私は、少し部屋に戻ろうかなと思い、リビングの扉を開いた。
めーや 「あ、そうだあなた」
めーや 「今日、出かけるから準備しとけな」
めーやさんは火のついていないタバコを咥えながらそう言った。
一体何の目的で出かけるのだろうか?
めーや 「…買い物、行かなきゃだろ?」
彼は私の心の中を読んだかのように答えた。
…エスパーってほんとにいるんだ(((
そんなふうに驚いていると、めーやさんは笑いながら言った。
めーや 「ふははっwお前顔に出てんだよw」
彼は、「可愛いなぁ」と笑いながら、私の頭をポンっと叩く。
めーや 「ほら、準備してきな」
私は彼に頷いて、自室へと向かった。
そんなに顔に出てたかな…
ほっぺを引っ張りながら、少しだけ考えた。
そして身だしなみを整える。
…ふと、鞄を漁ってみた。
初期化したスマホも、読み切った推理小説も、どれもが色を無くしている中、
彼からもらったループタイだけは、月のように輝きを放っていた。
あなた 「…」
私は、それをそっと手に取り、制服のネクタイの代わりにつけた。
彼のことを思い出すのは辛いけれど、
この輝きのそばで生きていたいと思った。
玄関前、プテさんとめーやさんが話している。
するとめーやさんは靴を履きながらこちらを振り返る。
めーや 「準備できたか?」
私は頷きながらそばに近づいた。
プテ 「必要なもの、ちゃんと買ってくるんだよ」
プテさんは他の用事があるらしく、どうやら買い物には同行しないらしい。
めーや 「…それ、綺麗だな」
私の胸元を指差しながら、彼は言った。
先ほどまでついていなかったループタイに気付き、驚いたようだ。
プテ 「ループタイ、だっけ?すごく綺麗だね」
プテさんも同様に付け足した。
あなた 「…大切なものだから」
私はループタイを見つめながら呟いた。
めーや 「…そうか。大事にしろよ」
プテ 「さて、そろそろ行きなさい!」
プテさんは私たちの背中をトンッと軽く押した。
めーや 「そうだな、じゃあ行ってきます!」
あなた 「…行ってきます」
プテ 「いってらっしゃい」
そして、扉はバタンと閉じられた。
やほです、主の天音です!
ループタイってみなさんご存知ですか?
参考画像↓

引用元 https://wachtraum.handcrafted.jp/items/38174210
キャラクターで言うと、文ストの太宰さんとか、まほ嫁のエリアスとかがつけてるやつですね。
私好きなんですよね〜これ!
てことで入れました!
それでは、また。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。