第15話

1,690
2023/10/09 13:00











歓迎会があってから段々とオッパたちと気兼ねなく
話せるようになってくるのと同時に、
Stray Kidsとしてのカムバも近づいてくる。










みんなそれぞれ曲を作ったり、ボイトレに行ったり、ダンスの調整をしたりと忙しい。










そんな中でも、私がいるからといつもより早く切り上げて帰ってきてくれるんだけど、スンミニオッパだけがいつも帰りが遅い。





(なまえ)
あなた
今日も遅いですね…
IN
IN
もう少しやってから帰るってヒョン言ってたよ
CB
CB
俺見てこよっか?
(なまえ)
あなた
いや!私が行きますよ!
(なまえ)
あなた
みなさん疲れてるでしょうし
















(なまえ)
あなた
じゃあ行ってきますっ





『🐶side』










歌は昔から好きで、歌手になることも夢の1つだった。










でも最近、全然思うように行かない。
歌を歌ってみてもどこか納得いかないし、ダンスだって思っていた動きができないし。










みんなは、時が経つにつれどんどん上手くなっていって
自分だけが、ずっと成長できていないように感じる。





SM
SM
はぁ、、どうしてよっ、、ㅠ





1人になれば知らずのうちに涙が出ていて、感情のコントロールが効かなくなっていった。










ガチャ🚪





(なまえ)
あなた
えっ、オッパ、、?
(なまえ)
あなた
大丈夫ですか?
(なまえ)
あなた
どうして、、泣いてるんですか?





あなたは何も関係ないはずなのに、自分のことみたいに
泣きそうな顔をして、僕が泣き止むまで背中をさすってくれていた。





SM
SM
ごめん、ありがとね
(なまえ)
あなた
いえ、理由聞いてもいいですか?
(なまえ)
あなた
言いたくなかったらいいんです!
(なまえ)
あなた
人には1つや2つ言いたくないこともありますもんね
SM
SM
自分の歌とかが納得いかなくて…
SM
SM
みんなに置いていかれそうで怖い…





あなたには話してもいいんじゃないかと思った自分を信じて話すことにした。





(なまえ)
あなた
きっと平気ですよ
(なまえ)
あなた
私はただの練習生でプロでもないので、ちゃんとしたアドバイスはできないです
(なまえ)
あなた
でも自分の心がボロボロになるまで、オールラウンダーになる必要なんて全然ないと思います
(なまえ)
あなた
オールラウンダーばっかりだったらメインボーカルもメインダンサーもメインラッパーも必要ないですから





根拠なんてない言葉なのに、一つ一つが刺さるしすごく励まされる。





(なまえ)
あなた
1人1人に個性や得意なものがあるから、1つのグループになって輝くんです






あなたの言ってることは全部正しい。
正しいのに自分から出てくる言葉は否定的な言葉ばかり。





SM
SM
あなたには分かんないよ!
SM
SM
なんでもできるからそうやって言えるんでしょ、!





ごめんね、あなた。
あなたは何も関係ないのに、、
僕のことを迎えに来てくれたんだよね、、きっと。










心の中ではそう思っていても、僕から溢れてくるのは
涙と否定的な言葉。










あなたは僕の言葉を聞いて、少しの間黙っていたが
明るくこう返してくれた。





(なまえ)
あなた
オッパは歌が上手ですよねっ
(なまえ)
あなた
ダンスが多少思うように行かなくても、
オッパには魅力的な歌声があります!
(なまえ)
あなた
自分のできないことをできるようにするのも大事ですけど、好きなこと得意なことを伸ばすのも大事ですよ!





そうだよね…。
前に進む考え方をしなきゃだめだよね、!





SM
SM
ありがとう、あなた
(なまえ)
あなた
いえっ!早く帰りましょ!



























〜帰り道〜





(なまえ)
あなた
今日は、オッパの歌聞きたくなっちゃいましたっ
SM
SM
うん、沢山歌ってあげる













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