しばらくロッカーに入った人物と見つめ合う
キィィィィ…(扉を閉める音)
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ロッカーから関西弁が特徴的な生徒が出てくる
改めて相手の服装を確認すると、同級生という証拠に同じ色のネクタイをしていた
その生徒の左腕には「生徒会」と書かれた腕章がついている
声をヒントに記憶を探るとあることを思い出す
名前を聞くと京一郎がきょとんとした顔で聞き返す
化け物という単語に首を傾げる
脳裏によぎるのは、あの謎の生き物が詰まった倉庫のことだ
少し安心したような顔をしてなにがあったかをらだおに教える
自分達の経緯を語りながらとりあえず教室から出て、
廊下をゆっくりと歩く
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突然つけられたあだ名に困惑する
歩いていると廊下の窓が一斉に割れ、遠くのほうまで止まることなく割れ続ける
にやけながら聞くと開き直った様子で言う
こうして、お互いのあだ名が決まりました。
ド正論を言われ、そりゃそうかと思わせられる
鍵を取りに行った時の印象に残った女子生徒を思い出すとうろ覚えな話の内容を振り返る
続けて話すきょーさんを、らっだぁが止める
廊下の奥に窓の景色を眺めている人がうっすら見える
よく見ると上半身にはうす汚れた布を纏っている
立ち止まって二人で考えていると、布を被った人物が頭をこちらにむける
その人物はどんどんこっちに歩み寄ってくる
歩み寄ってくる人物には目もくれず、走って引き返す
二人が走って逃げ出すと、布を被った人物が走って追いかけ始める
振り返らずとも後ろから走ってきている足音が聞こえる
きょーさんに腕を引かれて辿り着いた教室の扉を開ける
きょーさんがガラッと強い勢いで扉を開ける
教室では赤髪の生徒が腰が抜けた様子でお札をこちらに向かってかざしている
変わった叫び方をする生徒に呆気に取られている暇もなく、近づいてくる足音がする
……赤髪の生徒の手にはお札が握られている。
半ば無理やりにお札を奪い取ると、迫ってくる布の人物を待ち構える
迫ってくる布の人物に持っていたお札を振り上げると、叩きつけるように頭に貼り付ける
バシンッッ!!
布の人物の動きが止まったかと思うと、その場に崩れ落ちてしまう
布の中から小さくすすり泣く声がする。
崩れ落ちた人物の布をひっぺがす
__三夜へつづく。
なにも知らない人⤴︎











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。