翼は落ち着いたように言ってたけど、翼の目は混乱していたように見えた。
仮説だ。
ただの私の、思い込み。
そう思っていたから、後から聞いた翼の言葉には驚愕した。
思わず下を向いた。
突然大声を上げた翼に驚いて、思わず前を向いた。
こんな感じ。とは、
急に転校の話を聞かされる…ということだろうか。
眩しすぎるほどの笑顔を見た。
二人で泣いた。
嗚咽の混じった、一生懸命な声で、
精一杯の、
感謝を
翼の家はスマホを持つことを禁じている。
翼は目を見開いた。
その後、にぱっと笑って、
そう言った。
最後にハイタッチをして、私達は別れた。
私達の別れを惜しむように、
空は赤く輝いていた。
これが、中学一番の思い出だった_____。
__次回 第一章スタート












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。