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てつお、顔に出すぎ ))😇
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ユンギの顔がふっと笑みが消える
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night🌙*゚
とっ、とっ、とっ……
トットットットット……ッッ
ジミンが立ち止まる
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半径三十メートルぐらい離れてるよね ))😇
イェナはジミンを睨んで言う
↑
半径30メートルから
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そういって、ジミンはイェナに背を向けまた、歩き出す
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ー あの時は多分、自分の中でなにか乱れてて……
ー 俺がとっさにしたことだった……
ー 俺がキスになれてるのか、無意識にキスできるようになったのか……?
ー いや、それはない、か……
ドッッッッ!!
突進音と同時に背後からの強い衝撃を感じた
誰かと思って後ろを振り向こうとしたが、
俺の背からくぐもったようなすすり泣きがきこえてきて、すぐ分かった
かすれた声でぽつり、と言った
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イェナの手が俺の腹にまわる
その手が小さく震えていた
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『ずっと待ってるから』
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後ろで苦笑したのがわかった
その瞬間、胸をえぐられたようだった
イェナの吐息と、ふわっとアロマの香りがする鼻に吸い付くようなにおいがムッと引き寄せてきて思わず拳を握りしめた
イェナの回した手を握ろうとした時、
自分の中で歯止めがかかった
ー こんなことしてはダメだ……
ー 俺が俺の意志を認めているみたいで……
ー また、イェナに無駄な期待をさせてしまう……
そのような精神にとらわれ、ジミンはイェナの手をさっと振り払った
…
涙が溜まっている目で見つめられる
その言葉を絞り出すのが限界で、あとは声が出なかった
しっかり、イェナの顔が見れなく、ずっと俺はうつむき、拳を握りしめていた
パッと俺を抱きしめていた手を離し、
両手で涙を拭き取りながら言った
かすれた声で無理やり笑った顔を俺に向けると早足で走り去っていった
ー 追いかけて方がいいのか……
ー 追いかけ、慰めてあげた方がいいのか……
フッとそのような衝動に駆られたが、追いかけても今、自分にしてあげられることは何も無いと悟り、無理やりかき消した
歩き出すと、夜風がふき、冬の夜の寒さを悟った
さっきまで、イェナの温もりを感じていたせ
で、こう一人で歩くと、寒く感じた
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ー ほんっとに……めんどくせぇなあ……
白い息を吐きながら、ジミンは長い溜息をついた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。