第83話

episode
1,022
2019/10/14 22:21





























ジミン
ジミン
じゃあ、あなたまたね、俺ら帰るわ
you
you
……今日はみんなありがとう!
you
you
すごくうれしかったし楽しかった!
ジミン
ジミン
そりゃ、よかった
ジミン
ジミン
ほら、テヒョナ、グガ、帰るよ
you
you
テテ、送ってくよ!
テテ
テテ
あ、まじ?(゚д゚〃)
グク
グク
いや、俺と家近いので2人で帰りますニコッ
テテ
テテ
_(:3 」∠)_……


































てつお、顔に出すぎ ))😇



















イェナ
イェナ
じゃあ、あなた……いっしょにかえろう
you
you
えぇ、イェナはジミンがいるじゃん


















you
you
ジミン、送ってけ(ドンッ)✋
ジミン
ジミン
わっ
イェナ
イェナ
……
ジミン
ジミン
……(「'・_・`)ポリポリ
イェナ
イェナ
私、あなたとかえりt……
ジミン
ジミン
いや、送ってくよ✧︎
イェナ
イェナ
……|||は……




























ユンギ
ユンギ
あなた、あなた
ユンギ
ユンギ
俺送ってって
you
you
ユンギ
ユンギ
俺、家とおいし
ユンギ
ユンギ
ひとりぼっちなの
ユンギ
ユンギ
こわいの
you
you
……
ユンギ
ユンギ
ね?いいでしょ?
you
you
弱虫(  ˙-˙  )
you
you
ガキ(  ˙-˙  )
you
you
ぼっち(  ˙-˙  )
you
you
いくじなし(  ˙-˙  )
you
you
ビビr……
ユンギ
ユンギ
もういわないで
ユンギ
ユンギ
俺、傷ついてる
ユンギ
ユンギ
けっこうグサッと(  ˙-˙  )








you
you
わざとだよ
ユンギ
ユンギ
おい、イケメンさんとの対応の差えぐい
you
you
冗談、冗談、送ってくよㅋㅋ
ユンギ
ユンギ
いいって。俺家ついたあと、あなた帰るのひとりじゃん
ユンギ
ユンギ
一人でいける
you
you
なにそれ(  ˙-˙  )
you
you
さっきまでのはなに?
ユンギ
ユンギ
………
ユンギ
ユンギ
あなた……
you
you
ユンギ
ユンギ
やっぱ送って
ユンギ
ユンギ
あなたに
ユンギ
ユンギ
色々、言いたいことがある



















ユンギの顔がふっと笑みが消える


















you
you
……?












┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



night🌙*゚















とっ、とっ、とっ……










トットットットット……ッッ




















ジミン
ジミン
……








ジミンが立ち止まる










イェナ
イェナ
!!













ジミン
ジミン
はぁ……
ジミン
ジミン
なんでそんな離れて歩いてんの

















半径三十メートルぐらい離れてるよね ))😇


























イェナ
イェナ
……わかるでしょ















イェナはジミンを睨んで言う


半径30メートルから



















ジミン
ジミン
……はぁ
ジミン
ジミン
ごめんって。俺が悪かった
そんな傷つくとは思ってなかった






















イェナ
イェナ
……ちがう
イェナ
イェナ
遊びならやめて






















ジミン
ジミン
…………















ジミン
ジミン
お前とは遊ばないよ
真面目ちゃんだもん



















そういって、ジミンはイェナに背を向けまた、歩き出す





















イェナ
イェナ
……ッッ













ジミン
ジミン
……



















ー あの時は多分、自分の中でなにか乱れてて……








ー 俺がとっさにしたことだった……











ー 俺がキスになれてるのか、無意識にキスできるようになったのか……?
















ー いや、それはない、か……





















ドッッッッ!! 




















ジミン
ジミン
!!!!
































突進音と同時に背後からの強い衝撃を感じた























誰かと思って後ろを振り向こうとしたが、

俺の背からくぐもったようなすすり泣きがきこえてきて、すぐ分かった
























イェナ
イェナ
……あの時のは……どういう意味だったの……

















かすれた声でぽつり、と言った
























ジミン
ジミン
…………
























イェナ
イェナ
……遊びじゃないなら、なんだったって言うの……




























イェナの手が俺の腹にまわる



















その手が小さく震えていた



























ジミン
ジミン
……俺が遊びじゃないって言ったら……?






























イェナ
イェナ
……あの時、私は……好きな人は信じてずっと待ってる、って











┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈












『ずっと待ってるから』








┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈













ジミン
ジミン
…………
イェナ
イェナ
振り向いてもらうまで、信じてもらうまでずっと待てると思ってた……































イェナ
イェナ
けど、
イェナ
イェナ
けどね…



































イェナ
イェナ
私……待つの苦手っぽいんだよね……















後ろで苦笑したのがわかった

























その瞬間、胸をえぐられたようだった






































イェナの吐息と、ふわっとアロマの香りがする鼻に吸い付くようなにおいがムッと引き寄せてきて思わず拳を握りしめた































ジミン
ジミン
…………



















イェナの回した手を握ろうとした時、
自分の中で歯止めがかかった





































ー こんなことしてはダメだ……


















ー 俺が俺の意志を認めているみたいで……
















ー また、イェナに無駄な期待をさせてしまう……














































そのような精神にとらわれ、ジミンはイェナの手をさっと振り払った





























ジミン
ジミン
…………

























イェナ
イェナ
……
イェナ
イェナ
……私の……勘違い……なの……

















涙が溜まっている目で見つめられる




















































ジミン
ジミン
……ああ……






























その言葉を絞り出すのが限界で、あとは声が出なかった































しっかり、イェナの顔が見れなく、ずっと俺はうつむき、拳を握りしめていた
























イェナ
イェナ
……そっか……
イェナ
イェナ
なんか、ごめん、わ、わたし、てっきりッッ…ごめんねっ、






























パッと俺を抱きしめていた手を離し、
両手で涙を拭き取りながら言った
















イェナ
イェナ
おや、すみ……



















かすれた声で無理やり笑った顔を俺に向けると早足で走り去っていった































ジミン
ジミン
…………














ー 追いかけて方がいいのか……









ー 追いかけ、慰めてあげた方がいいのか……




















フッとそのような衝動に駆られたが、追いかけても今、自分にしてあげられることは何も無いと悟り、無理やりかき消した


















































歩き出すと、夜風がふき、冬の夜の寒さを悟った





























さっきまで、イェナの温もりを感じていたせ
で、こう一人で歩くと、寒く感じた























ジミン
ジミン
…………















































ー ほんっとに……めんどくせぇなあ……











































白い息を吐きながら、ジミンは長い溜息をついた











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