完っ全にフリスクさんのこと忘れてた……!!
そうして男性はナイフを持って飛びかかってきた。参加者達は混乱している。ナイフを持ったまま暴れられたら危ない。最悪死人が出る。
…仕方ないか。
「重力操作」
キンという独特の発動音と、右目の輝きともに、男性が地面に倒れこむ。さらに重力を強め、動けないようにする。
状況をあまり分かっていないパピルスの笑顔には癒される。私が魔法を使っていることに関しても、使えるようになったんだ、ぐらいにしか思っていないのだろう。だが今はその反応がありがたい。
母さんは会場の人々を落ち着かせているようだ。流石は大企業の社長。人に言うことを聞かせて落ち着かせるのには長けている。
会場に警察が到着した。確実に男が拘束されてから重力魔法を解く。フリスクさんや私たちは事情聴取でこれから警察署。警備担当の人からペコペコと頭を下げられた。
いい子すぎるよ…!
と言うか本当に、最近めちゃくちゃお腹空くし、なんでも美味しく食べられるようになってきた。今まで結構舌肥えてる方だったんだけど、なんでだろう。
取り調べが終わると、21時30分を過ぎようとしている時間だった。
サンズ達が戦争に行ったその日、サンズの部屋に放置されていた靴下などは流石に片付けたが、ほとんどの家具はそのまま残っている。掃除もちゃんと行なっているため、清潔なままだ。











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。