銀髪の男の子はお辞儀をすると、拍手が起こった。
よく見ると拍手しているのが女子の方が多かった。
男子の一部は…………うん睨んでる。
朝の会の後、柳田君の周りに人ができていた。
これは多分、質問攻めだ。
なんか、部活勧誘になってる………?
部員が少ないと潰されちゃうことあるんだよね、
うちの高校。
え?私が何の部活入ってるかって?
もちろん帰宅部だよ☆
うぉっ!バレてた!!!
誰かが創造脳のことを聞いた
その瞬間、柳田君がちょっと引きつった顔をした。
……ちょっと皆創造脳のこと聞きすぎじゃない?
気になるからってそんな聞いたら可哀想だよ。
ひとまず💩野郎はスルーして。
あと城咲さん私のことディスってね?
後でしばく☆
うちのクラスは創造脳にどっぷり沼に浸かっていた。
だから誰もが「創造脳サイコー!」と思っていた。
だから誰でも馬鹿にしたら許さないと思う。
そう言って柳田君は去った。
クラスの一部は口々にそう言ったが、元はと言えば創造脳を話題にしたお前らが悪いだろ。
ここは創造脳の宗教かなんかなん?
起立!
礼!
帰りの会が終わった。
真莉には悪いけど先に帰ってもらった。
本当は用事なんかないけど………
____職員室
あ、いた。柳田君。
あ、柳田君が振り向いた。私に気がついたみたい。
とりあえず柳田君の腕を引っ張って教室に向かった。
教室_____
教室はガラ空きで中には誰もいなかった。
私と柳田君。一対一だ。
私は腕を離した。
イケメンから「嫌い」って言われるとダメージが……
ダメージがァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
グサッッッ
漏れてたのか………
は!?
コイツ一言多い!!!!
クソぉぉぉ
偉そうにしやがって………!
でもここで怒っちゃ駄目だ!
話が進まなくなる!
だんだん柳田君の様子がおかしくなっていった。
身体は震えて、目にうっすら涙を浮かべている。
表情は真っ青だ。


























編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。