第3話

1,431
2025/08/15 11:49 更新


あなたの下の名前達はビーチチェアに留まり、波の音や海水浴に来ている人達の声を聞きながらパラソルの下に待機していた。


すると、パラソルの影から動きが現れる。




あなた
…?(あれは、真澄、??)

あなたの下の名前の視線が小さく揺れた。
世良真純
んしょんしょ…
世良真純
ばぁ!



真澄はパラソルの上に上り、顔を出して兄を驚かせようとした。
それを見た秀一がすぐに秀吉に注意を向ける。





赤井秀一
秀吉、何させてんだ?危ないだろ

あなた
真澄、危ないよ

赤井秀吉
ゴメン…真澄がパラソルの上に乗りたいって言うから…



真澄は側転をして秀一を笑わせようとするが、秀一は欠伸をして退屈そうにする。
最後に鼻にポテトを突っ込み、4、5本を加えて笑わせようとしたが注意され、呆気なく終わった。





世良真純
いーっ!

赤井秀一
食べ物で遊ぶな…

あなた
はぁ…



あなたの下の名前はため息をひとつ吐き、もうすぐ読み終わる本を開き直す。
横目で見れば、一人の女性に母国がバレてしまったらしい。


すると、一人の男の子が声をかけてきた。






︎ ︎︎︎︎︎
バレバレだよ!

あなた
…ん?

︎ ︎︎︎︎︎
お兄さんの正体がピエロだって事はな!!



一人の男の子が秀一に指を指す。



彩夏は知らない子の言葉に頭をかしげる。


あなた
(ピエロ…?)



男の子は両手いっぱいに手を広げて説明をする。



︎ ︎︎︎︎︎
だってお兄さん話聞いてたら
︎ ︎︎︎︎︎
色んな国をいーっぱい回ってるんでしょ?
︎ ︎︎︎︎︎
そんな人はボクが知るかぎり、サーカスの人しかいない!



そう言い切り、またもや秀一に指を指す。



︎ ︎︎︎︎︎
それにお兄さんの左手を見てピーンと来たよ!
︎ ︎︎︎︎︎
その左手の手首の甲の方に付いたアザを見てね!




あなたの下の名前は顎に手を添え、男の子を観察する。




あなた
(この子…すごく頭良い…!ミステリーが好きなのかな…)




一通り説明を終えると、秀一は大きく笑った。




赤井秀一
フ…
赤井秀一
ハハハハハハ!

あなた
(笑った顔初めて見た…)



秀一は優しく説明を加える。



赤井秀一
たしかに俺は3つの国を渡っているがサーカスの団員では無い…
︎ ︎︎︎︎︎
え?そなの?
赤井秀一
でないと旅行好きな人は全てサーカスの団員になってしまうだろ?
︎ ︎︎︎︎︎
あーそっか!



分かりやすく説明を受けた男の子は納得したように頷く。




その後も男の子に説明をしその子の名前を聞く。




赤井秀一
君は何者なんだい?

︎ ︎︎︎︎︎
ボ、ボクは…
工藤新一
工藤新一!
工藤新一
シャ、シャーロック・ホームズの弟子だ!



名前を聞いてあなたの下の名前は工藤新一に話しかける。



あなた
君も本が好きなの?



突然の質問に、新一は少し戸惑う。


工藤新一
え?あ、ああ

あなた
僕も好きなんだ、よろしくね工藤くん
工藤新一
まずお前名前は?
あなた
僕?僕の名前は赤井、赤井あなたの下の名前だよ


秀一は名字を聞き、少し目を見開く。



工藤新一
ふーん、じゃ赤井よろしくな



その瞬間、工藤くんの友達らしき少女が浮き輪をつけて走り込んできた。



毛利蘭
あー!新一こんな所にいたー!
毛利蘭
お母さんが探してたよー!
工藤新一
蘭!



秀一はメアリーに小さい声で話しかける。



赤井秀一
コイツも俺と同じ赤井何だな
メアリー・世良
ええ…試しにあなたの下の名前だけどっちが良いか聞いてみたら赤井がいいと言ってね




2人が話し込んでいるとチンピラ男3人が新一に絡んでいた。



どうやら迷惑クレーマーらしい。





︎ ︎︎︎︎︎
お前がチクんなきゃバレなかったんだよ!



と其の瞬間、チンピラ一人の目の前に手が伸びてくる。



赤井秀一
悪いがこのボウヤは俺の連れでね
赤井秀一
ボウヤに話があるなら俺を通してからにしてくれ
赤井秀一
まあ、両目をえぐられた後でいいならいくらでも話を聞くぞ



秀一の殺気、迫力に負けたのか2人の男がかけはしって逃げる。



もう1人はあなたの下の名前の目が気に食わなかったのかあなたの下の名前の腕を掴む。




メアリー・世良
あなたの下の名前!
赤井秀一
何だ、まだ話があるのか



チンピラ男はあなたの下の名前の腕を引っ張り宙ぶらりんにする。




︎ ︎︎︎︎︎
こいつの人を見下した目が気に食わねえ!!どうせ兄貴を見下してんだ!俺がコテンパンにしてやる。




秀一はすぐにでも助けに行きたいが人質を取られているため、すぐには動けなかった。



だがあなたの下の名前は冷静に男の腕を掴み、逆上がりのように身体をひねる。
みなに聞こえない程度で異能力を発する。




あなた
異能力 火山の休暇



聞こえない程度に異能力を唱え、目が赤色に代わり発行しそれを確認したら炎を男に次々とぶつける。
男は顔面を蹴られながらも寄ろうとするが、炎の攻撃で距離を取る。


遠くで残りのチンピラ二人は、仲間を抱えて逃げ去った。




︎ ︎︎︎︎︎
し、失礼しましたー!!!


メアリーはあなたの下の名前に近寄る。



メアリー・世良
もぅ!あれだけ能力は使っちゃダメと言ったでしょう
あなた
…ごめんなさい
メアリー・世良
怪我がないならいいわ




秀一も興味深そうに言う。


赤井秀一
にしてもすごい能力だな
赤井秀一
その能力を使うと目の色が変わるのかホゥ




秀一は蘭と新一に話し込んだ後あなたの下の名前の元へ来る。




しかしあなたの下の名前は崖の上をじっと見つめる。





あなた
…来る


秀一は頭の上にハテナを浮かべる。



赤井秀一
何がだ?



その瞬間、ガードレールを突き破り、車が海へと落ちた。

あなたの下の名前は冷静にその光景を見据え、次の行動を考えていた。




8/14 修正

プリ小説オーディオドラマ