前の話
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皆さんは、カッターキャーを知っていますか?
今から実演します(????)
*今回の設定
夢主
*僕っ子
*お人よし
*喧嘩強いけど隠している
アイ
*夢主をいじめている人
*まあ、普通にかわいい(←?)
カイト
*夢主の幼馴染
*剣道部所属
ーここは、昼下がりの校舎裏…
僕は 今 いじめられている
女の子 らしくないからって
それで目立ちたがってるって
言いがかりつけられて
僕、そんなにおかしいかな?
少なくとも…
いじめをしている人よりか
遥かにまともだろ…
けらけらと嘲笑っている。僕はその黒くて汚い笑みを何度も、見た。
そして、右手にはカッターを持っている。今日はそれでいじめるつもりなんだろう。
カッター如きで何ができるっていうんだ。
チキチキと音を立てながらカッターの刃を出し、アイ自らの手首を切っていた。
唖然とその光景を見つめている間に、僕の手にはカッターを握らされている。
モブ「なんだなんだ?
モブ「うわ…いじめじゃん、せんせー
モブ「やっぱりアイツ可笑しいんだよ
モブ「さっさと退学してくれればいいのに
騒ぎを聞きつけて、野次馬共が集まりだした。
此奴らは何も知らないくせに。
僕が弁明しようとする声も、全部、被害者面をしているアイの泣き喚く声と僕を非難する声にかき消された。
やっぱり…『普通』じゃない僕が全部悪いの?
カイトの一声で周りの生徒もアイも一瞬、静まりかえった。
モブ「じゃあ…カッターの持ち主ってアイさんなんじゃ…
モブ「じゃあ全部自作自演じゃん、キッショ。
モブ「確かアイってカイトの事好きだったってウワサじゃん。
モブ「完全終了乙~
野次馬共も、アイが僕をいじめるときと同じ黒くて汚い笑みを浮かべている。
僕はいじめられるのもキライだけど……
その笑顔…人を傷つけている笑顔がもっとキライだ。
アイはカイトの言葉に目を丸くした。
友人を傷つけたわけだ、非難されて当然だと思ってたんだろう。
ならなんでやるんだ。
本当、野次馬ってバカだよな。あいつら逃げるようにいなくなったよ。
彼女は…アイは、もうあんな顔はしないだろう
だって、僕たちの友達になったんだから
あの時のひどい言い訳も昨日のことのように覚えているよ。














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。