第8話

報告書5
43
2025/08/02 11:31 更新


____安全部門


あなた『っ....クソ、しくじったわ...。』


私は今、出血が酷い腹を抑えて安全部門の廊下を歩いていた。収容室前の廊下からメインルームにかけて、私の血がポタポタと垂れている。
すれ違ったオフィサーは、ひっ、と声を上げて逃げていく。....アブノーマリティと直面した奴らが何を。と思ったが、今はそんな事言う気力も無い。
朝、アンジェラからの通達でリアクターが故障して、復旧が遅れているらしい。だから酷い怪我の時は安全か福祉に行くしかない。


オリバー「...あなた?酷い怪我だ。どうしたんだ?」

あなた『オ、オリバー...?ごめんなさい、出血で視界がぼやけてて。...良かったら運んでくれない?』


たまたま出くわした安全チーフ、オリバーにそう頼む。彼は快く承諾して私を運んでくれた。


オリバー「大丈夫か?あなたが怪我とは珍しいな。」


面倒見の良い彼は、私を医務室に運んだ後応急処置もしてくれた。以前女性の肌に触るのは申し訳ない、と言うほどだったが治療の時は気にしないのか手早く包帯を巻いてくれた。

あなた『....助かったわ、ありがとう。実は脱走した絶望の騎士と出くわしてね。』

オリバー「絶望の騎士が脱走?....パニックのやつか。」


察しの良い男でもあるオリバーは、状況を理解したのかため息をしていた。彼も管理人の管理体制の甘さにはあきれているようだ。


あなた『さて、応急処置も終わったし業務に.....』


ベッドから起き上がった私を制し、まだ寝るように促された。


オリバー「何言っているんだ。正気かお前。その傷だぞ?常人だったら致命傷ものだが?」


オリバーは医者としての免許も持っているようで、ここで致命傷レベルの傷を負っても生きている職員を見て驚いていたみたいだ。


あなた『....分かったわよ。しばらく休んだらそれでいいでしょ?』

オリバー「駄目だ。一日寝た程度で治る思っているのか?....はあ、お前は休まなすぎなんだ。今日ぐらい寝ていろ」

あなた『.........そうするわ。最近、インフォマからカウンセリング受けたり、嫌な夢見たり....まあ、今日くらいは休むわ。ありがとう』
オリバー「ああ、俺はもう行く。.....絶対に!...起き上がるんじゃないぞ」


彼はそう言い残して医務室から出て行った。彼は新人時代からの面倒みよさが評価されたのか、福祉と行き来したりして、すぐに安全チーフに任命された。


あなた『久々に治療してもらったな...。』


オリバーは私より4年くらい早く入社していたから、まだ教育時代で怪我が多かった私は、必然と彼と関わる機会が多かった。だからなのか、よく怪我をして世話になっていた私は、彼に目をかけられるようになっていたのだ。


あなた『昔の事思い出したなぁ...。』
職員ファイル


《安全部門チーフ》


名前 オリバー
年齢 30歳
性別 男性
性格 面倒見の良いお兄さん



EGO 失楽園
ギフト アルリウネ 黄昏 失楽園 陰 絶望の騎士


エピソード
あなたの兄的ポジション
元々医師として働いていたため、小さな手術くらいは出来る

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