あなたside
私の家は代々怪異に関わる家系。
中でも払い屋と霊媒師と巫女の組み合わさった家系なのだ。
お父さんは霊媒師、お母さんは巫女。
祖父も払い屋、祖母は霊媒師。
ちなみに私は霊媒師。
霊媒師って聞いたら、
人に霊が憑いているか見る。
お祓いする。
っていうのが思い浮かぶと思うんだけど、
私は透視。つまり占いをしているんだ。
私は占いが好き。
だって人の役に立てるから。
確かに払い屋の仕事も出来るけれど、
無駄に恨みを買いたい訳じゃないからね。
あのまま…か、
確かに私でもその判断をするだろうけど…
大丈夫かな?って不安は尽きないよね。
お兄ちゃんとお母さんに迷惑をかけたくないな…
考えるのは後にしよう、
きっとまた話しかけられても対応できなくなる。
私は地頭はが良くない。
だからこそ、人一倍に勉強する必要があった。
幸い勉強は好きだし、つまづいたことはほとんどない。
けれどいつも思ってしまう。
英語だけは得意でよかった。
こればっかりはお兄ちゃんに感謝かな。
けれど先生に頼られるのは少し…
えーっと?英文読解と英文作成か。
これは上から順に…
日が沈み始めていて、薄暗い廊下。
実習園までの道を歩いていた時だった。
廊下の隅に何かがいる。
少し大きめね、害はなさそうだけど、
一応払った方がいいかな。
これ以上大きくなると力を手に入れた時に手こずるし…
バチバチっ!!パリンっ!
サラサラ……
源光side
とある廊下の窓から反対側の様子が見える。
そこにいるのは多分先輩。
…あの影は…?
あれ、怪異じゃねぇか!?
あの先輩、怪異が見えてんのか?
もし襲われてるんだとしたら全然有り得る…
そんなことを考えていると、
先輩が何かを手にし、怪異にかざした。
………は、?
払った…?一般人が!?
いやもしかしたら…
源輝side
玄関を開けて中に入ると、
光が出迎えてくれた。
少し真剣な顔をして話す光。
何かあったのかな?
どのくらいの怪異かは分からないけど、
その先輩とやらはきっと霊力が高いんだろう。
知ってる中の家系で
高校生の子供がいる家は無い。
僕が知らないだけかもしれないけど、
もしかしたら怪異と縁を結んだ、
いや怪異の可能性だってある。
最終更新日
2026/02/10
修正箇所
・お兄ちゃんとお母さんに 以下略…
・吹き出し追加
・勉強部分を削除

























編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!