ヤンデレメンヘラ要素有(？)


題名:夢の中のおともだち(文字正しくしたやつ)

沈んでった意識が戻って来ると、いつもの気抜けた声が聞こえる
顔をあげるとイケメンがいた
名前を呼ぶと『どしたん？笑』と笑いながら返事をしてくれる
とても綺麗な顔で私とは全く違うオーラを身にまとっている彼
儚く触れた瞬間鮮やかに散って消えて無くなってしまいそう……
そんな彼から愛おしそうに見つめられている

都合の良い夢をいつも見ていた気がする
現実逃避をし過ぎると、こんな理想を詰め込んだイケメンを作り出してしまうことを覚えておこう
私は既に重症だと認識する度に、このイケメンが私を惚れさせてくる

親友と大喧嘩をしたときは仲直りの秘訣を教えてくれた、
家庭内崩壊が起きたときは優しく慰めてくれた、
彼氏が浮気した時は酷い愚痴を黙って聞いてくれた

現実味溢れる夢の中で、私は彼と会って今日もお話をしたり、好きなことをしたり、美味しいものを食べたりするのだ
この世界は、念じて、描いて、想うだけで全てが思いのままのシアワセな世界