『嫌だ!やめてやめて!』
『なんか嬉しいなぁ〜!』
『あんたのせいで!!とっとといなくなれ!』
『ひどいよなんでこんなこと…』
私はバケモノだ。
知ってる。知ってる。
よく覚えてる。
あの悪夢の日のこと、私がバケモノになった日のこと。
私は超能力を発現させた。
その瞬間、私はバケモノになった。
周りの人が全員、情緒不安定になった。
悲しんだと思ったらすぐに笑って、
笑ってたと思ったら怒って、
怒ったと思ったらすぐ泣いた。
お母さんもお父さんも、
その場にいた友達も、
みんなみんなおかしくなった。
私は周りに助けを求めようとした。
全部全部怖く見えて、恐ろしく見えた。
でも、外に出ると外にいた普通の人もおかしくなった。
村は地獄絵図になった。
泣いて、喚いて、笑って、怒って、怖がって。
中には包丁で他の人を刺す人までいた。
泣きながら殴り、殴られた人は笑っていた。
普段温厚な人も、表情を変えない人も、
みんなみんな変わっちゃった。
私は隠れて、その日を過ごした。
ある程度、落ち着いたと思ったら
みんなは私を閉じ込めた。
この子の周りに行くとおかしくなる。
この子は【バケモノ】だと。
ずっと1人ぼっちだった。
でも、仕方ない。だって私は
【バケモノ】
なんだから。
急に誰かの声がした。
横を見るとマキさんがいた。
そう。この子はバケモノじゃない。
バケモノは……私だ。
鏡がグニャリと映っているものが変わった。
映ったのは…かつての彼氏だった。
『ごめん。別れよ。』
『俺、お前の姉ちゃん好きになった。』
あの時の苦しみがまたぶり返す。
そうだ、私はバケモノだ。
私の能力は他の人と精神を共有すること。
私の精神が終わってるから、
私に直で触れると相手も心が病んじゃう。
傷も体のいたるところにできる。
エミリが私に触れようとしてきた。
私は全力で否定する。
エミリは私に触れた。
ほんのちょっと心が軽くなった。
まだ、苦しいのは変わらないけど。
『忌々しい。双子だなんてねぇ。』
『しかも、千里眼をもってるんだとか。』
『まるで物の怪じゃないか!』
黙れよ……そんなの分かってるよ。
1日も年差がない妹に僕はいった。
無理して笑顔をつくった。
あの時と同じように。
僕たちは双子だ。
双子は僕らが生まれた村では
不吉とされていた。
それで変な能力持ってるときたもんだ。
そりゃあ忌み嫌われるだろう。
僕は兄だから。
笑顔で頑張らなきゃ。
ココが少しでも笑えるように。
バリーンと音がした。
音と同時に目の前の鏡か割れた。
ココちゃんが凄い怒ってた。
顔はもう……うん。見れない。
怒って、全力で鏡割ってた。
マキは手袋をした状態で
エミリを背負っていた。
その日の夜
ガチャ(外に行った)
こんにちは!
今回うまく書けて嬉しい作者のシフォンです!
全体的に結構うまく書けました!
今回は救われ会でしたね。
ではそれぞれ救われた子にコメントしていきます。
エミリちゃん、アキちゃんは感情や精神面で近かったので
いいタッグになりそうだなと思いましたね。
アキちゃんの心の傷はなかなか言えないだろうけど、
能力の調整ができるようになって
誰かを傷つけなくて済めば
少しでも心が軽くなるかもしれませんね。
それを作者は願ってます。
エミリちゃんの事件は周りも怖いですが
1番自分が怖いですよね。
自分が近づくと誰でもみんなおかしくなっちゃって、
誰かに助けを呼ぼうとしても呼べない。
何がおこってるかわからない。
優しい人が狂って独りぼっちなんて……
それの後何も知らないのに自分のせいにされて、
でも周りの大人がみんなそう言うから
受け入れるしかなくて……
そんな子に似ている能力を持った
アキちゃんと言う友達ができたのは
すごく嬉しかったのではないでしょうか。
ミラちゃんにはほんとに感情移入できて……
私もほんのちょっと持病がありましてですね。
無理して笑うのってほんとに体力いるんですよ。
陰ですごい心下がるし。
でも、その笑顔で巡り巡って
本当に笑えることが起こるって考え方、大好きです。
でも、本当にキツかったらきついで笑顔なくてもいいんですよ。
そこはなんとかうまくコウくんが伝えられたかな〜?
ココちゃんとコウくんの闇もなかなかだと思います。
自分がすごく気にしてることを
周りから言われるってむっちゃ嫌だし精神抉られますよね。
でも、兄だから頑張ろうと思うコウくんと
お転婆すぎて笑わせちゃうココちゃんだからこそ
今までの苦難を乗り越えられたんだと思います。
こんな感じですかね。
……あれ?今の時点で3449文字?
今回すごく長かったですね。
コメントもあったから仕方ないか……
見てくださりありがとうございます!
次回もお楽しみ〜!


























編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。