数日後
……………なぜ私はここに…???
Q.私は今どこにいるでしょう。
A.ヒーロー本部です。
否、わかっているだろう。
理由としては明白だ。
私が民間人でありながら、
一般人の救助をしていたことにより、
ヒーロー本部へ呼び出されたのだ。
そんなことを言われれば思い出そうとしてしまうのが
人間の性である。
………ん?
どこかで見たことあるような…?
……………思い出した。
私が救助をしていた時に私を運んだ人……?
嫌な予感がする。
「簡単に言えば」で済ませていいことなのだろうか。
困惑している私を他所に
ウィルソンさんは淡々と話を続けていく。
要約すると、
私が一般市民として一般市民を助けたという異例の事態に
対応した結果がこれであるとのことだった。
そしていくつかの条件も追加された。
①所属した場合、出勤時間を問わずにお給料が出ること。
②但し、出動命令がきた時点で如何なることがあろうとも出動すること。
そして最後に…
③命の保証は無いこと。
何故か私は親切で言ってくれていることは
断れないのである。
いや、断れ。
そんなツッコミを頭の中で入れながら
ロウくんが来るまでの気まずい空間を乗り切った。
ロウくんが到着してから
もう一度話の流れを説明すると
流石のロウくんも「なぜ?」と言いたげな顔をしていた。
私も言いたい。
その瞬間ウィルソンさんが
まるで猫ちゃんのようなハッとした顔をした。
笑いながら言われてもどういうことかわからない。
「したい方を選ぶといいさ」
と言いたげな顔で此方を見てくる。
正直にいうと、
このままロウくんの元にいて居候状態なのも嫌だし、
体を動かさないと鈍ってしまうので動きたい。
某ジ○リアニメの少女みたいになってしまった。
まぁ意志が伝わればいいのだ。
ウィルソンさんが出て行った。
ロウくんの方を見ると表現し難い顔をしている。
怒ってる…??
そうなんだ…よかった……
と内心は思うが、声には出さない。
そしてその後、Dytica の皆さんにお話をしたか結果
嫌な顔ひとつせず受け入れてくれた。











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。