第47話

46.恋だってギンギンに…の段
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2026/04/28 12:32 更新
文次郎side
潮江雅文、中学三年生。
俺は今年受験を控えている…が。

会計委員会の委員長を務めている。

そしてバスケ部の部長も務めている。

いわゆる文武両道をしている。
そして、恋をしている。
相手は同室である立花仙華。
彼女は学校でも仕事でも自分のペースを保ち、どちらも上手くこなしている。

俺はそんなところに憧れを持っている。
潮江雅文(文次郎)
(前世の俺が今世では恋してるって言ったらなんて言うんだろうな)
前世ではギンギンに忍者をしていた俺。

忍者の3禁も厳守、という訳では無いが守ってきた。
立花仙華(仙蔵)
雅文
潮江雅文(文次郎)
どうした仙華
立花仙華(仙蔵)
これをやろうと思って
そう言って俺の手に渡してきたのはチロルチョコだった。
潮江雅文(文次郎)
ど、どうしたんだ急に?
潮江雅文(文次郎)
何か企んでることでもあるのか?
立花仙華(仙蔵)
まぁいつもなら要求するところだが…
立花仙華(仙蔵)
いつも…ありがとう…みたいな
そう言って少し照れたような顔になる仙華。

正直いうと…可愛い。
潮江雅文(文次郎)
なっ、なんだよ!父の日とかみたいじゃないか!
立花仙華(仙蔵)
おお、気づいたか!
立花仙華(仙蔵)
今日はちょうど父の日だ!
潮江雅文(文次郎)
なに?!
カレンダーを確認してみると確かに今日は6月の第3日曜日だった。
潮江雅文(文次郎)
俺をからかってるな?
立花仙華(仙蔵)
たまたま被っただけだ
立花仙華(仙蔵)
まぁ…改めていつもありがとう
立花仙華(仙蔵)
文次郎
潮江雅文(文次郎)
それはこっちのセリフだ
潮江雅文(文次郎)
こちらこそだ、仙蔵
俺たちは基本今世の名前で呼びあっている。

しかしふとした時に前世の名前で呼び合う時がある。

別にそれがどうってことではないが…。

俺的には少し嬉しくなってしまうのだ。
立花仙華(仙蔵)
コト
仙華はある花をいつも小さな瓶に入れて飾っている。
今回も綾部から貰ったらしい。
潮江雅文(文次郎)
仙華、その花はなんだ?
立花仙華(仙蔵)
これはライラックという花だ
立花仙華(仙蔵)
喜華がまた新しいのを育てているのだそうだ
潮江雅文(文次郎)
…そうか
確かライラックの花言葉は…「恋の芽生え」「初恋」など恋愛に絡んでいた気がする。

綾部が仙華の事を好いているのは分かっている。

……仙華と先に付き合うかもしれないのは綾部だ、そう考えると胸がなんだか痛む。

どうしたものか。



次の日。
綾部喜華(喜八郎)
コンコン
綾部喜華(喜八郎)
失礼しま〜す
3年1組の教室に綾部が来た。
綾部喜華(喜八郎)
1年1組の綾部喜華で〜す
綾部喜華(喜八郎)
潮江先輩はいらっしゃいますか〜?
潮江雅文(文次郎)
なんだ
綾部喜華(喜八郎)
おやまぁこんな近くにいらしたとは
そう言ってひょこっと顔を出す綾部はなんだかいつもと雰囲気が違った。

綾部はいつも長い髪を1つに縛っていたのだが、髪をバッサリ切ったのかショートヘアになっていた。
「少し話がある」というので俺たちは廊下で少し話した。
綾部喜華(喜八郎)
先輩は立花先輩の事好きですよね?
潮江雅文(文次郎)
なんだいきなり…
綾部喜華(喜八郎)
僕は前世から好きなんです
綾部喜華(喜八郎)
僕が今世女性に産まれたからって諦めることはしたくないんです
綾部喜華(喜八郎)
だから…ライバル宣言?しに来ました
そう言って渡されたのは…ロベリアだった。

確か花言葉は…「ライバル」。
綾部喜華(喜八郎)
負ける気はしません
潮江雅文(文次郎)
バカ、それは俺も一緒だ



これは俺の本気の恋が始まったのと一緒だった。

負ける気は一切しない。

ギンギンに恋だって両立してみせる。
犬猿でバスケ部の部長、キャプテンを務めています(*^^*)

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