『まずはぁー、』
『これから!』
そういうと、首元から今まで以上の電気が流された。
『さぁ、耐えてぇ〜!』
電気を流された状態で
俺はずっと倒れたままだった。
苦しい…はやく、はやく、
殺してくれ、、はやくっっ!!!
そんなことを思っても、口からは出ないでずっと頭の中で走り回っているだけだった。
何分たっただろう
ずっとずっと電気を流され続けて
意識が何回も飛びそうになった。
その度に電気の強さを上げられ
強制的に戻される。
それの繰り返しだった。
一回部屋から出て行ったあいつは
不気味な笑みを浮かばせて
部屋に入ってきた。
手元に目をやると
銀色に光ったものを
両手に5本ずつ持っていた。
一目で刃物だということがわかった。
俺を殺すなら一本でいいだろう。
なのに、なんで?
あれで…メンバーは殺されたんだ、
そう言って俺に一歩一歩近づいてきた。
怖くなって後退りすると
トンッとすぐに壁に背中が当たってしまった。
決めたはずなのに、怖いそういう感情がただひたすら降り注いだ。
冷や汗が止まらない。怖い。
みんなはこんな思いをしたんだ。
気づくと、右腕は下に落ちていた。
、あぁ、痛い…
そして、一本一本と
ナイフは減っていき
俺の体はボロボロ血だらけの状態だった。
そう言ったと同時に
視界が一気に下へと下がった。
そして、意識が途絶えた。











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!