第15話

#15
1,951
2024/11/24 11:05 更新

太宰 治
( 今日もあなた、休みか… )


休み時間、何気無くあなたの席を見る。


太宰 治
はぁ…
太宰 治
( 会いたいな〜… )





そっ



あなた
太宰 治
…え?


そのとき、目立たないように後ろのドアから、
あなたが入ってきた。

太宰 治
あなた、?
あなた
っ!
あなた
あ、…太宰、さん、。
フョードル・D
…!


声の方を見ると、
太宰さんが驚いた顔でこちらを見ていた。

太宰 治
丁度今君のことを考えてたんだよ〜!!
太宰 治
あははっ、何だかいい気分だ
あなた
…そ、っか


なんか、今は…誰とも上手く話せなさそう…、
ごめんね、太宰さん、。

太宰 治
太宰 治
ねぇ、今日一緒に帰らないかい?
あなた
え、…
太宰 治
私、君と帰りたいなぁ〜。駄目?


今は…そんな余裕、な……

あなた
大、丈夫…、
太宰 治
ふふっ、それなら良かった
あなた
ぁ…


い、いつもの癖で…

太宰 治
じゃあまた放課後〜!


そして、太宰さんは私の机の元を離れていく。





あなた
( 今日は、上手く話せなさそうなのに… 
何で大丈夫って、言っちゃったんだろ… )


あなた
( しかも太宰さん…なんか前、
匂わせみたいなこと言ってたよね…、)


確か ” そろそろ気付いてほしい ” 、みたいな…

あなた
 …… 







___盗撮してるのって…もしかして…、























フョードル・D
あなたさん。
あなた
…ぇ、?


声がして見上げると、そこにはフョードル君がいた。

あなた
…フョードル、君…、?
フョードル・D
フョードル・D
__ これ、あげます。
あなた
えっ…、


フョードル君の手にあったのは、
小さくて丸っこい形の、ねずみのお人形。

あなた
 …、、


私は…思わず硬直した。

あなた
…な、…んで、?
フョードル・D
先日、お店に行って
これを見つけたのですが
フョードル・D
ふと、貴方にあげたくなったんです。
あなた
え…っ、
フョードル・D
ふふっ
フョードル・D
他の人には…内緒ですよ?


フョードル君は、そういって、
人差し指を自身の唇に当て、いじらしく微笑んだ。

あなた
っ…、
あなた
あ、り…がとう、。
フョードル・D
では、ぼくはこれで。




そして、フョードル君が私の机から遠ざかっていく。


あなた
 … 、



私は、手元の小さい人形を見つめる。



あなた
( 可愛い… )



ふにふに


あなた
 …… 




” 他の人には…内緒ですよ? ”




あなた
はぁ…
あなた
( 私は…死にたい、のに )



そんなこと言われたら…死ねなく、なっちゃうよ……。





…つらい、な






消えたいなぁ……





















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