第17話

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2025/04/26 11:01 更新









※流血表現有













なぜだか嫌な予感がしたと同時に、
ホッチキスの間に手を差し込み、そして






─────刺した。










挙句、刺した針をすぐさま抜いてしまい、
とめどなく血が溢れた。

kyng
    な、見ろよコレ。
お前が俺の事見捨てたせいで俺の手
こんなになっちゃった。
可哀想だと思わね?

あなた
    い…や…、っ何、して    


詰め寄るようにして漸くはっきりと
見えた顔は、酷く歪んでいて。


kyng
    あーあ、俺あなたが居ないと
死ぬんだけど、面倒見てくんねぇの?
あなた
    は、ぁ…??急に何、いって…    


思考が、纏まらない。



kyng
    わかんない?俺の事
捨てんなっつってんの、
その男なんてどうでもいいからさぁ

あなた
    何で、そこ、までして…
それ、に、大袈裟すぎ、で…っ?


なんで、どうして。
さっき、まで。いつも通りだったじゃん。

kyng
    はっ、冗談だと思ってんのマジか。  
全然今からでも死ぬけどね、俺は
あなた
    ぅ、やめて!!
っも、わかったから!!!


痛みからか顔を顰めながらも
詰問してくる。

夕陽の射し込むロマンチックな雰囲気の
教室と、血塗れな手のアンバランスさが
異常事態であると警鐘を鳴らす。
手を貫く針を抜く、なんて。普通に生きていたら
到底体験しないような痛みを思わず
想像して戦慄を覚えた。
恐怖で思考がぐちゃぐちゃになって、
挙句の果てには状況の理解も追いついて
いないというのに、許しを乞うように
号哭してしまった。

kyng
    俺の飼い主になってくれんの?    
あなた
    っなる、なるなるっなるから!!    
kyng
    一生?    
あなた
   ぇっ…ひ、  


少し返答に詰まるとだんだんと近付いてきて、
気が付くと壁際で、とうとう
下がれなくなってしまった。
距離をとる手段が無くなり、余計にパニックになる。
互いの息を感じる程に近付くと、
左手の出血部に右手で触れ、口元、
それから頬へと手を伸ばし、恍惚として撫でた。

口元がまるで紅のように血で染められ、
鉄の匂いが鼻腔をくすぐって、強烈な不快感を感じる。

kyng
    なァ、一生?何があっても離れない?    
ずっとここに居てくれるよな?
あなた
    ひ…っ、  


少しだけ固まった血を、頬を伝った
涙が溶かして、混じり合う。

ギラギラと光る眼には、
何か欲が渦巻いている。

kyng
    あは、飼い主ならぁ、間違えて
噛み付いちゃうかもしんねぇからさ──









「 ちゃんと躾て、愛して? 」








end


︎ 𝐑𝐢𝐑𝐢
︎ 𝐑𝐢𝐑𝐢
    ちょっと描写が....🌀🌀💧       
︎ 𝐑𝐢𝐑𝐢
︎ 𝐑𝐢𝐑𝐢
    謎作になっちゃった....😥‪💦    
変じゃないかな⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️


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