第2話

第2話
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2026/01/07 04:45 更新
放課後。


私は特に予定もなく、教室で鞄を片付けていた。


赤羽業
今日、早く帰る?

声をかけてきたのはカルマだった。

椅子に座ったまま、いつもの余裕の笑顔。

あなた
別に予定ないけど
赤羽業
じゃ、一緒でいい?


“でいい”って言い方がずるい。

断る理由もなくて、私は小さく頷いた。




校舎を出て歩いていると、前から他クラスの男子が手を振ってきた。

クラスメイト
あ、あなたの名字!このあと――
自然と肩に体重が乗った


赤羽業
ごめん。今日は先約
 
そのまま歩き出すカルマに、私は小声で言う。
あなた
ねぇ、今のなに?
赤羽業
何が?
振り返ったカルマは、何も知らない顔




ずるいよ…





放課後、帰り道。

夕焼けのせいか、やけに空気が静かだった。



赤羽業
最近さ、


カルマが前を向いたまま話し出す





赤羽業
あなたのカルマからの呼ばれ方って俺の事どう思っ てる


急すぎて足が止まる。



あなた
急になに?
赤羽業
別に、なんとなく




カルマは振り返って、少しだけ真剣な顔をした。



赤羽業
俺さ、からかってるつもりだったんだけど
あなた
……けど?




一瞬言葉に詰まる
赤羽業
他のやつに取られるのは嫌だなって思って





それだけ言って、いつもの笑顔に戻る




赤羽業
ま、今のは忘れて
あなた
忘れられるわけないでしょ



私がそう言うと、カルマは少しだけ目を細めた。




赤羽業
じゃあ、覚えてて
近づいて、耳元で小さく。






赤羽業
そのうち冗談じゃなくなるから





心臓がうるさい。


——これ、本当に「からかい」だけ?



次の日の昼休み。
私は渚と話しながらお弁当を食べていた。





塩田渚
最近、カルマくんと仲良いよね
あなた
そうかな?




その瞬間、後ろから聞き慣れた声
赤羽業
へぇ、俺の話?
あなた
仲良いって言われてるよ
赤羽業
ふーん



そう言いながら、カルマは渚を一瞬だけ見る。

笑ってるのに、どこか圧がある。


赤羽業
あなたのカルマからの呼ばれ方は俺のだから
あなた
は!?
カルマはクスッと笑った
赤羽業
冗談
あなた
冗談に聞こえないんだけど


渚が苦笑しながら立ち上がった
塩田渚
じゃ、僕は向こう行くね…



残されたのは、私とカルマだけ。
あなた
ねぇ、さっきの言い方やめて
赤羽業
どれ?
赤羽業
“俺の”とか
カルマは少し考える素振りをしてから言った。
赤羽業
じゃあ、まだやめない
……余裕そうなのに、ずるい。


体育の授業中。
私は別の班の男子とペアを組んでいた。
クラスメイト
あなたの名字、次俺ねー!

そう声をかけられた瞬間、
遠くからカルマと目が合った。



にこっと笑って、手を振ってくる。

……なのに、なぜか怖い。










授業後、私は呼び止められた。
赤羽業
あなたのカルマからの呼ばれ方
あなた
なに?
カルマは周りを見てから、少しだけ声を落とす。
赤羽業
さっきの楽しそうだったね
あなた
普通でしょ
赤羽業

一拍置いて、続ける。
赤羽業
でも、次からは俺と組んで
あなた
なんで?
赤羽業
気に入らないから
即答だった
あなた
それって独占欲?
赤羽業
さぁ
カルマは肩をすくめて笑う。



赤羽業
そうだったら、どうする?






……心臓に悪い質問しないで。
莉野
こんにちは
莉野
莉野です。
莉野
あずさちゃんスポラありがとう!
莉野
あとスマホ没収されそうなので更新止まったらごめんなさい🙏
莉野
コメントにこれからも頑張るって返したばかりなのにほんとすみません
莉野
それでは!

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