第10話

コングが鳴った話
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2024/04/17 10:16
kn
よ、あなた。
sho
あなたの飯食べたくて来てもうた~。
イケメン2名がズカズカと入り込んでくるこの家は福の神でもいるのだろうか、と不思議に思う者もいるだろう。というか許可無く入るのは不法侵入である。
だが、止めることもなく2人…いや犬2匹を笑顔で迎え入れている辺り、警戒心もくそもないあなたはいつでもウェルカム精神であった。
2人…ではなく2匹は御機嫌なようすでリビングに入った。すると彼らはそのリビングの光景を目にして硬直した。血塗れの豚が共食いしているトントン(知り合い)が豚骨ラーメンを食っているではないか。
何より彼らは同じ不良仲間のトントンがあなたの家にいること事態に困惑する。そしてそれは豚(トントン)も同様、狂犬達があなたの知り合いだったことに顔を歪ませる。
(なまえ)
あなた
…?、皆止まってどうしたの?…もしかして時が止まってる?!
「「「 んな訳あるかぁッ!!! 」」」 と1人空気を読まないあなたの大真面目(アホ)な考えにノリツッコミで返す動物達。端から見れば動物と飼育員セットの動物園である。
tn
ていうかあなた!このアホといつ知り合ったん?!
kn
はぁあぁぁ!?!!?だぁれがアホや!!!
sho
トントン血生臭い。あ、臭いのはいつも通りかw
tn
獣臭言うな!!
sho
臭いしか言うてへんけど。
うーむ、カオス。あなたは軽く ははっ と笑う。彼女は何時でも能天気。あなたを放って騒ぎ立てる野郎共を見て、彼女は怒ることもなく、笑顔で見守っていた。
(なまえ)
あなた
…皆仲良いねぇ。元気な子は大好きよ。
へにゃり と柔らかく笑うあなたが彼らを見る。笑顔を向けられた彼らは彼女の笑みを見て、揃いも揃って顔を赤くさせる。うーん、アオハルである。
(なまえ)
あなた
トンちゃんお風呂入って貰うの忘れてたからねぇ。
kn
ト、トンちゃん…?!
(なまえ)
あなた
うちのお風呂使っていいから入っておいで~。着替えはいつも通り用意しとくから!
sho
いつも通り……?
あなたは会話に少しずつ爆弾を投下することを忘れずしっかりとやっていく。好きな人から仲良い男の話が出るだけで嫉妬してしまうのが普通なこの時代に、あなたはそれを越えたレベルの核爆弾を設置していった。
tn
せやなぁ…じゃあ風呂上がったらまたラーメンお代わりしてもええか?
(なまえ)
あなた
いーよ!準備しとくね!
tn
頼むわ。
狂犬2匹置いて風呂に向かおうとするトントン。彼はあなたにバレないようにシャオロンとコネシマの方を一瞥した後、嘲笑した。
鼻で笑うトントンは2人に宣戦布告したつもりなのだろう。恋のライバル、カッコよく言えば(?)四角関係が始まったのである。
見事にあなたに胃を掴まれているくそ雑魚3匹、誰が彼女のハートを掴み取れるのか。今、聞こえない幻のコングが彼らの耳に届いた。
(なまえ)
あなた
…皆どーした…?
ただし、あなたを除いて。
 
 
    いつの間にか☆1200いってて草 。
    あざます ( 懇親の土下座 )

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