前の話
一覧へ
次の話

第4話

プロローグ4
34
2024/06/22 00:00 更新
アミオ
アミオ
はぁっ!?
シオリらしからぬ発言を聞いて、アミオは呆然とした…。
シオリ
シオリ
ホント
ビビって、ムカつく
のよね★
ブン殴ってやりたい
ほどに…★
でも、暴力はいけないから、せめて、ガンプラバトルでボコボコにしてやりたいの☆
それを聞いたアミオは、腹を抱えて、大笑いした。


しかし、現実には、普通のガンプラファイターオールドタイプであるシオリが、『ニュータイプ』であるビビに、ガンプラバトルで勝つのは不可能だ。

もちろん、シオリが『ニュータイプ』に覚醒する可能性も、なくはない。


そして…

アミオにだって、ビビに勝ちたいという思いもある。

ビビの彼氏になったが、それはプライベートでの話。

一歩、ガンプラバトルの世界に足を踏み入れたら、アミオとビビは敵なのだ。

思わぬところで、アミオとシオリの利害が一致した―。
アミオ
アミオ
行こう、シオリ☆
シオリ
シオリ
えぇ☆
みんな、待っているわ☆
と、アミオとシオリは店内に入っていった―。



大陸高校ガンプラバトル部の年末の恒例行事の、忘年会ガンプラバトルが始まった―。


アミオは、ノブヒコとシオリの3人でチームを組む。
ノブヒコ
ノブヒコ
おい、アミオ…
いいのか?
アミオ
アミオ
何が?
ノブヒコ
ノブヒコ
いや…
だって、お前…
シオリと…。
アミオ
アミオ
それなら、何の問題もないよ☆
という、アミオは笑顔を見て
ノブヒコ
ノブヒコ
そっか…☆
と、ノブヒコは納得した表情を見せた―。


アミオとシオリは、ビビの前に来た。
アミオ
アミオ
勝負だ、ビビ…☆
シオリ
シオリ
勝負よ☆
ビビ
ビビ
どういうつもりかは知らんが…
お前達じゃ、相手にならん…☆
と、ビビは一笑に付した―。




陽が沈むのが早くなり、すでに夕闇が迫りつつある夕方の寒空の下―

アミオが漕ぐ自転車の後ろに立ち乗りするビビ―。
アミオ
アミオ
やっぱ…強いな…☆
ビビ
ビビ
当たり前だ★
忘年会ガンプラバトルで、アミオはシオリとノブヒコとともにビビに挑んだが、まったく歯が立たなかった…。
アミオ
アミオ
これでも、けっこう、心折れてるんだぞ★
と、自転車を漕ぐアミオを
ビビ
ビビ
知るか☆
と、無慈悲に一蹴するビビ…。


アミオは、ビビの家に向かおうとしたら…
ビビ
ビビ
コラッ!!
どこに行く!?
と、ビビが怒鳴った。
アミオ
アミオ
どこって…
ビビの家に…。
と、アミオが自転車を止めて、振り返ると
ビビ
ビビ
誰が家に帰ると言った?
と、ビビが微笑んでいた。

そんな、ビビの顔を見て、アミオはビビの意思を感じ取ったが…
アミオ
アミオ
でも、父さんと母さんが、いつ帰ってくるのか、わからないぞ?
ビビ
ビビ
心配するな☆
それまでに帰る☆
アミオ
アミオ
わかったよ…★
アミオ
アミオ
(もし、この世に、本当に神がいるなら…
僕の願いを聞いてくれ。
ビビが帰るまで…
父さんと母さんを…
家に帰さないでくれ―。)
と、神に祈りを捧げた。
ビビ
ビビ
アミオ!!
と呼ばれたので
アミオ
アミオ
何だい?
と振り返ると
ビビ
ビビ
好きだ…!!
と、ビビが微笑んでいた。
アミオ
アミオ
僕も…
ビビが好きだ…!!
すでに夕闇に覆われた寒空の下―

アミオは自分の家に向かって、自転車を走らせた―。



翌年の4月―。


アミオ達は2年生になった。


ガンプラバトル部にも、新しい部員が入ってきた。

これまでの仲間達と―

新しい仲間達とで―

ビビッ島ガンプラバトル大会優勝を目指す―。


(つづく)

プリ小説オーディオドラマ