[???side]
ねぇ、ママ。私ね
ママに、すごい会いたかったの
なんでか分からないけど、
すごく、会いたかったの
ママやパパ…お兄ちゃんに会って
幸せに暮らして
それだけで…よかった
でも、私がカンシにやられる前
ママと言ってたこと…全部わかったの
私がママの声を全部聞き取れなかったのも
ママが私のことをどう思っていたのかも
全部…その時に、分かってしまった
ごめんね…私、いらない子だったんでしょ?
私、邪魔存在だったんでしょ?
…ママ、ごめんねッ…?
でも…お願いなの
こんな私の、たった1つの…お願い
…もし、私に妹が出来たなら…
その子は、幸せにしてあげて…?
そうしたら…私は、報われるから
だからママ…私に妹が出来たら…
大切に…してねッ…
[???side]
7番目…いや、正確には
6番目の子を孕んだときはかなり焦った
もう子供なんていらない
あの子しか私は抱えられない
だから、病院で堕ろそうと考え
急いで行った
7番目の子の事は、私は反対だった
でも生太と貴方は、賛成したわよね
だから病院へ行き、堕ろした
理由なんて、いくらでも思いついた
貴方は持病持だから、いらなかった
お金なんて、あの人たちの分しか
いらないわ
『バイバイ、二度と私のところに来ないでね』












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!