ーピーンポーンー
まだガタガタと震える手でテヒョナの家の呼び鈴を押した。
インターホン越しにテヒョナの声が聞こえて、安心からか、再び涙が溢れてきた。
ーガチャッー
ギュッ…
テヒョナは、急に来て、急に泣きついた僕を
優しく抱きしめて、慰めてくれた。
僕は良い友達を持ったな、とつくづく思う。
あいつのことは忘れて、お前との生活を当分は楽しむよ、テヒョナ。
🐯side
ただスマホをいじっていただけだった。
急に呼び鈴がなったと思い、インターホンを見ると
そこには顔を涙でグチャグチャにした親友…
いや、俺が密かにずっと思いを寄せていた
ジミナがいた。
あいつが、急になんの用だ?
ジミナは、彼氏がいるからと俺の家には寄り付かなくなっていたと言うのに
でも、その泣き顔が全てを語っていた。
連絡はずっと取り合っていたから
ある程度の事情は知っていた。
2度もし浮気をしてジミナを裏切ったことも
そのせいでジミナの心が崩れて言っていることも
直接あっていないけど、俺には分かる。
何年片思いしたと思ってるんだ。
ソウルメイトになって9年たった。
俺は、あいつよりジミナの事が好きだし
ジミナのことをわかっている。
ジミナを大切に出来るのに、
俺がお前らを応援しようと思ったのは
俺がジミナを諦めたからじゃない。
ジミナがお前を好きだからだ。
俺には入る隙間がない。
だから諦めたのに
ジミナを泣かせるやつはもういらないだろ?
別れたというのなら、俺ももう容赦しない。
ジミナを俺のにする。
絶対に、お前なんか忘れさせる。
待ってて、ジミナ。
俺が、幸せにするよ。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!