俺はあの時の事を話した。
痣のこと。
休んだこと。
そしてこの遺書を見つけた経緯を。
あいつは事故なんかじゃなく、自殺だった
それは千と智也のせいだ
あいつらが金のために夏月を利用し自殺まで追いやった
そのくせにあいつらはどこかでようようと暮らしている
許せない
それから何ヶ月も捜査は続いた。
あの二人は
"覚えていない"
"知らない"
だが、しばらくすると
"俺は何もしていない。金を受け取って智也に渡していた。殴ったのはあいつの指示だ"
"俺は指示に従っただけだ。殴ったのも千だ。おれは関係ない。"
そう口々に言い始めた。
マジックミラー越しにそれを聞いていたときは甚だしかった。
でも、何度も何度も同じ質問を繰り返し
あいつらは
それはなんだ。と聞くとははっと笑って
悲しみと怒りが同時に俺を襲った。
俺を庇って死んでいった夏月。
その心を踏み台にして遊んでいた智也。
許せない。
二人も見たことのない顔をしていた。
その後千の話もミラー越しに聞いた。
俺は気付いてやれなかった。
夏月が苦しんでいると言うことに
あの笑顔に騙されていた
元気なんだって騙されていた
二人が話したことによって
二人は
未成年飲酒禁止法による罰金
暴行罪、強要罪による5年の懲役。
正直短いと浜沢さんにはなしたが未成年だったということもありこれが限界だと言われた。
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数日後
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孝太と二内は頭に?マークを浮かべていた
夏月。
俺はお前の役に立てたか?
庇わせてしまってごめんな。
でもこの苦しみから卒業できるよ。
お前のおかげだ
あの家ももう出ている
就職するためにな。
夏月にバカにされないように頑張るからな。
自殺は夏月の判断によるもの。
親がよったコンビニで道路に向かって走っていったそうだ。
浜沢さんは上にランクが上がるらしい。
明日は母校の卒業式だ。
俺が引っ越した時の2年生が卒業する
今年も夏月の見舞いに行くか。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。