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第8話

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2018/03/05 11:53 更新
俺はあの時の事を話した。

痣のこと。

休んだこと。

そしてこの遺書を見つけた経緯を。

あいつは事故なんかじゃなく、自殺だった

それは千と智也のせいだ

あいつらが金のために夏月を利用し自殺まで追いやった

そのくせにあいつらはどこかでようようと暮らしている

許せない
浜沢
分かった。
捜査をもう一度。次は誤りが無いように。君達にもう辛い思いをさせないように。
待っていてくれ。必ずその二人から真実を話させる
それから何ヶ月も捜査は続いた。

あの二人は

"覚えていない"

"知らない"

だが、しばらくすると

"俺は何もしていない。金を受け取って智也に渡していた。殴ったのはあいつの指示だ"

"俺は指示に従っただけだ。殴ったのも千だ。おれは関係ない。"

そう口々に言い始めた。

マジックミラー越しにそれを聞いていたときは甚だしかった。

でも、何度も何度も同じ質問を繰り返し

あいつらは
浜沢
真実を言え。いじめはしていたのか?たばこ、酒はやっていたか?
智也
はぁ。はいはい。もうあなたには叶わないね。
いじめてたよ。簡単に言えばね。
俺は最初はバイトもしてしっかり自分の金で買っていた。もちろん悪いと知りながら
でも、だんだん面倒になったんだよ。そんな時に夏月が秘密にしている物を知ったんだよ。
それはなんだ。と聞くとははっと笑って
智也
仲良しの悠馬君は家の事情で独り暮らしをしていて奨学金で学校に通ってるってね。
もう、それ知ったらさ、夏月が焦った顔しながら
『頼む。誰にも言わないでくれ。悠馬を傷つけたくない、俺の大事な親友なんだ。何でもするから』って
なんでもするっつったから金稼いでこいって言ったんだよ。なのにノルマも達成できない。挙げ句の果てに自殺なんて。馬鹿だろ
悲しみと怒りが同時に俺を襲った。

俺を庇って死んでいった夏月。

その心を踏み台にして遊んでいた智也。

許せない。

二人も見たことのない顔をしていた。

その後千の話もミラー越しに聞いた。
俺は本当に智也に誘われた。
夏月の親友の悠馬の秘密を知った。何でもするって言ってるから使おうぜって。
最初は反対したけど、言えば金を持ってくるアイツを見たら楽しくなってさ。
何度も殴って、蹴って。悠馬の前では仲良しこよしして。全然夏月の自体に気付いてなかったよね。親友なのに
俺は気付いてやれなかった。

夏月が苦しんでいると言うことに

あの笑顔に騙されていた

元気なんだって騙されていた
しかも、何日か学校休んだときなんて夜の仕事までしてたみたいだし。
そん時の金はいつもと比べ物になんなかったよね。どこのお嬢様とあってたのか知らないけど。
二内
嘘…夏月くんがそんな……
孝太
智也に仕組まれたんだよ。あいつはそんなじゃない。金欲しさに手を出すようなやつじゃない。
二人が話したことによって

二人は

未成年飲酒禁止法による罰金

暴行罪、強要罪による5年の懲役。

正直短いと浜沢さんにはなしたが未成年だったということもありこれが限界だと言われた。
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数日後



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浜沢
悪いなあまり力になれず。面目無い
いえ、牢屋に入れることができただけでもありがたいです。
これで僕も卒業できます。
孝太と二内は頭に?マークを浮かべていた
今年で奨学金払い終えるし、それにこのもやもやからも卒業できる。
夏月。

俺はお前の役に立てたか?

庇わせてしまってごめんな。

でもこの苦しみから卒業できるよ。

お前のおかげだ

あの家ももう出ている

就職するためにな。

夏月にバカにされないように頑張るからな。

孝太
本当に自殺だったなんてな。驚きだ
自殺は夏月の判断によるもの。

親がよったコンビニで道路に向かって走っていったそうだ。

浜沢さんは上にランクが上がるらしい。

明日は母校の卒業式だ。

俺が引っ越した時の2年生が卒業する

今年も夏月の見舞いに行くか。
こちらこそありがとう。





夏月

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