(縄解き中)
いるまくんが部屋から出た後も、状況が変わったとはあまり言えなかった。むしろ、少し酷くなった気がする。当然と言えば、当然かもしれない。あんなことを、言ったのだから。





…もしも仮に、仮にそうだとしても、やったとしても、
沸々と怒り…いや、憎しみが湧いてきた。
他にあった小さな感情には、知らないフリをした。そうしないと、壊れそうだったから。
LAN視点
目の前は滲んでいる。でも周りのから聞こえる声は、はっきりと聞こえていた。
2人の、いるまをグループから脱退させようという声が聞こえる。だけどその声は、2人だけじゃなかった。
注 いれいすはシェアハウス設定です…あぁ、やっぱり、信じてないんだ。みんなどうして、3人のことを信じてあげないの…?こんなの、おかしいよ…!
さらにまた、目の前が滲んでいく。ゆっくり、ぼんやりと…。
…ああ、もうダメなのかな。ポタポタと、床に小さな水たまりが作られ始めた、ちょうどその時、
ないこさんが、口を開く。
ガチャ,バタン
そう言ってないこさんは、会議室を出て行った。
俺はただただ、そう願うことしかできなかった。
微かに、そんな声が聞こえた気がした。
もしもその声が俺の聞き間違えじゃなかったら、この声の正体は、みんなを和ませてくれる、あいつのものだった。
久しぶりの投稿を最後まで見てくれてありがとうございました!また見てね〜
※6月2日に写真を変えました(検索避けのため)













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!