第2話

【プロローグ1】無計画な夏休み
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2024/08/08 15:31 更新
忘れられない夏だった。でも私は夏が嫌いだ。
暑いから嫌いという事もあるが
いざ暇になってもやることがパッと思いつかず
1日スマホで時間を潰す日さえもある。
同じ日の繰り返しで、夏休み後の自分が心配である

まあ、スマホはいじり続けるけど。
あなたは今日くらいは外に出ようと思った。
自分でもよく分からないが急に外に出たくなった。
あなたは近くの河川敷へ向かった。

夜だからか少し風が吹いていて、涼しい。
だんだん暗くなってきて、時間は午後の8時を回った。

あなたは時間に気づかず散歩に夢中になり、スマホのマップアプリを開いて家までの距離を調べたら5kmも離れていた。

ゆっくり歩いたはずなのに。と思いながらもさすがにそろそろ帰ろうと少し小走りで帰った。
??
アタッ
だれかとぶっかった。あなたは咄嗟に謝ったが、そこには何もいなかった。
いや、正確には何もいなかったわけではない。
にゃー
猫だった。日本語なんて通じるわけないのに馬鹿馬鹿しいと思いながらもあなたは猫に謝った
よく見ると、猫は鈴をつけていて、弱々しく鳴いていた。
あなたはなぜかよくわからないが、家に連れて帰った。
あなた
ただいまー
家には誰もいないが、一応ただいまは言っとく主義である。誰もいないのに。正確には私は父と母で3人暮らしだったが、父と母は国家機密のプロジェクトの研究職のため、めったに家に帰ってこない。
にゃ、にゃあ
だんだん弱々しくなっている。
あなたは近くのドソキでキャットフードを買ってきた。
しかし、食べてくれなかった。
仕方なくあなたも夜ご飯を食べようとした。
その時猫があなたの魚をかっさらった。床に落ちてしまったため、さすがにあげたが、
満足そうにその辺に座っていた。
だいぶ警戒心の薄い猫だなと思ったが、あなたはどこか人間のような気配を感じた。

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