今日から夜投稿と朝投稿の2本投稿でやっていきます。
学校タブレットの抜け道見つけて、10:00以降も書ける(一部制限あり。)ようになったので。
よろしくお願いします。
※小説書くのに疲れた時は投稿しなくなり始める可能性があるので注意お願いします。
-放課後-
生徒が少なくなってきた廊下を歩きながら、そう会話を交わした。
三年のフロアは完全に全員が帰っており、鍵も施錠済み。
3年生の特徴でもあるが、学校が終わり次第全員走って帰っていく。
恐る恐る覗くも、教室の中には誰も居ない。
単なる施錠忘れだろうか…、
……今の時刻は16:30。門限は5時だから、まだ余裕はある。
家に帰るのが10分かかるとしても大丈夫なはずだ……。
という思考を、生徒会メンバーと廊下を歩きながら巡らしていた。
そろそろ家に帰らないといけない。
今の時間は………
………16:55…。
さっと血の気が引いた。
門限は1分でも破ったらどうなるかわからない。
一度破ってしまったことがあるが、一晩中、外に出された記憶がある。
真冬の、雪が降っていた日だった気がする。
でも今は、思い出に浸ってる余裕はない。
鞄を引っ掴み、生徒玄関を駆け抜け、校門を通り抜ける。
もう、すぐに家に着くはずだ。
学校から家が近くてよかった。と心から思えた。
16:57———。まだ大丈夫だ。
息を切らしながら、玄関を開けた。
家の中はやけに静まり返っていた。
みんながどこに行ったかは知らない。
唯以外は全員帰ってきているはずだが———
根も葉もないことを、望と七海は珠奈に話していた。
少し重い気持ちで廊下を歩き、自室に入った。
鞄を音を立てないようにそっと置き、そのままベッドに飛び込む。
……僕、なんでこんな目に遭わないといけないんだろ…、
next。→
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。